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逝き来る物

新聞やTVでは頻りと大晦日だ大晦日だと騒いでいる

今年が終わることはそんなに大きな事なのだろうか

今、この日記を読んでいる間にも今は過ぎ去る

そして新しい今が来る

それを繰り返しているのは常なのだ

騒ぐことも無い

ボンカレーを食べ、空腹感を満たしたら眠ろう

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猫々亭

近所に行った事の無いラーメン屋があったので行ってみることにした

店の名前は「猫々亭」

小さな店だ

店の外観はオシャレな中国風に飾ってあった

私は

「どうせ見かけだましだ。味はそうでもないだろう」

と高を括っていた

そして店の中にはいる

ドアがカラカラカラとスムーズに開く

油でも注してあったのだろうか

ドアが開くのと同時にチリリンと鈴が鳴る

店の中もオシャレな中国風に飾ってあった

カウンターが10席ほどあるだけだった

ちょうど私が行ったのは昼飯時の終わった3時ごろだったので

店の中は私と店員だけだった

店員は背を向け「いらっしゃい」の一言も言わない

私はその店員に声をかける

「すいません」

店員が振り向いた

そして一言発した

「にゃ?」

私は驚いた

店員は猫だったのだ

しかし憶さずに

「ラーメンをひとつください」

と言うと猫の店員は不可思議そうな顔をして

「にゃにゃにゃ?」

と返す

「だからラーメンを・・・」

「にゃにゃにゃ?」

「いや、あのだからラーメンを・・・」

「にゃにゃにゃにゃ?」

「ラーメンをですね・・」

「にゃにゃにゃにゃ?!」

猫の店員は次第に不機嫌そうになってきた

私はどうしていいかわからないので意を決し

「にゃーにゃーにゃー!!」

と奇声を発してみた

すると猫の店員は

「にゃー」

と発すると何かを作り始めた

数分後、私の目の前に出てきたのはジャージャーメンだった

私はラーメンを食べたかったのだが

また猫と蒟蒻問答するのも嫌だったのでそれを食べた

猫の毛が抜け落ち麺の中に多数入っていた

しかし猫と蒟蒻問答するのも嫌だったので黙ってを食べた

そして食べ終わるとタバコを一本吸い、店を出た

会計は日本円で済ますことができた

790円だった

猫の料理もたまには美味いものだ

単調に生きる事

今日は私が死ぬ日だ

明日は私が甦る日だ

明後日は私は死ぬ日だ

明々後日は私が甦る日だ

このループから抜け出せずにいる

だが嫌な気分ではない

いつかは終わりが来るのだろう


さて、明日の甦る準備でもしよう

異端審問

明日は神の生まれる日だ

毎年、神はこの日に生まれる

そして生誕を祝われるわけでもなく

忘れ去られていくのだ

カップル同士の喘ぎ声が

神の誕生の鐘となったのは何時頃だろうか

神をも恐れず性交に励む若者よ

剣を持って悪魔へと化すがいい

そして火炙りにされ死んでしまえばいい

それかただの猿に成ってしまへ

カエルのストラップ

今日は町へ買い物に出かけた

可愛らしいカエルのストラップを買った

ぬいぐるみ地でお腹を押すとケロっと鳴くのだ

そして意気揚々として家に帰ると

布団の中で私が寝ていた

私はドッペルゲンガーだったのか

私は居た堪れなくなって半分パニックになった

落ち着こうとカエルのストラップを鳴らしてみた

私はケロっと消えてしまった

共鳴

夜の静寂の中、カラスが一声

「カー」と鳴いた

私を迎えに来てくれたのだろうか

独り相撲

私は独りだ

君には友達がいるだろう

私には友達がいない

君には家族がいるだろう

私は家族に蔑ろにされている

君には恋人がいるだろう

私は異性と話した記憶すら無い

独りというのは回りに人がいて

初めて解るものだと聞いた

今、それが身にしみて解ってきた

私は独りだ

疑心暗鬼

世知辛い世の中だ

頭にタバスコの瓶が刺さっている

ピザでも注文してみよう

それが真のPIZZA屋ならば

時間

未来は此処には無い

歩いてけば未来へと行ける

過去は此処には無い

道筋を辿る事しか出来ない

今は此処に在る

待っていても未来は来ない

前進有るのみだ

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