アンゴルモア
1999年7月に恐怖の大王は訪れていたのだ
そして私たちは皆殺しにされたのだ
ただ、気づいていないだけ
ただ、気づいていないだけ
気づけば死に依って開放されるのだ
私たちは火星へと送られるのだ
アンゴルモア経由にて
どぶ川のきらめきが僕にとって唯一綺麗な想い出でした。
1999年7月に恐怖の大王は訪れていたのだ
そして私たちは皆殺しにされたのだ
ただ、気づいていないだけ
ただ、気づいていないだけ
気づけば死に依って開放されるのだ
私たちは火星へと送られるのだ
アンゴルモア経由にて
電線に止まったカラスが3匹、私を見て
「アホー」
と嘶いた
そうだ私はアホだったのだ
私ほどの空け者はいない
私はアホだったのだ
今日は普通の日記を書いてみよう
今日は友人とカラオケに行った
カラオケなど久々なもので浮かれていた
私は人間椅子の歌を見つけそれを機械に打ち込み歌った
気持ちよく歌う私
人間椅子のヘビーな音が部屋に響き渡る
そして感想に入った
(間奏約281秒)
約5分だ
5分も耐え切れない
友人も私もだ
5分あれば食事が出来る
5分あれば新聞の1面だけを読むことが出来る
5分あれば私は変わる事が出来る
そして演奏中止のボタンを友人に押してもらった
そして友人が歌っている間に考え、PENICILLINのロマンスを入れ友人に続き歌うのだった・・・
崖からピョンと飛び降りる
ヒューっと落下して行く時に感じる
重力の力
そして私は堕ちてペチャっと潰れるのだった
ハラワタを食いちぎられるような
痛々しいこの感覚
いつものように食事をしただけだ
だが普遍は3時間と持たず
臓物をぶちまけているような
そんな感覚でトイレにて
嘔吐と下痢を繰り返す
賞味期限は4日過ぎまでが限度らしい
私の賞味期限は何時だったのだろう
心は腐り、血反吐を吐き
私はただの腐乱死体と化したかった
いつも通りの気狂いが
いつものように摩擦熱で体を熱くする
いつもだ
いつもそうだ
私は負け犬だ
トンネルを抜けると秋の風が耳を貫いた
気づけば冬も本番だ
冬のトンネルの前にもスナイパーはいるだろうか
いつも私を四季の風で貫いてくれるスナイパーと
私は真剣にお付き合いをしたかった
今日は彼女の夢で目が覚めたのに
起きてみると何もない
孤独感を感じた
幻想は幻想のままであればよいのか
幻想を現実にしてしまえばよいのか
よくわからなくなってきた
安心しろ
お前がいくらファッションに金を掛けようが
お前の事は誰も見ていないのだ
という悪魔の声が聞こえた
自分でも根底ではそう思っている
だが私は悪魔の声に順じ
ファッションセンターシマムラで
500円のトレーナーを買った
私の価値はそれ以下だ
布団は独房だ
布団の中の暖かさは拷問だ
布団に入り暖かくなると体が溶けていく
布団から出ようと思っても
暖かさの鍵を放すわけにはいかない
そして気づけば全身が溶け
塩をかけた蛞蝓の様に縮こまり
眠りについてしまうのだ
寒くなったこの季節
3度寝4度寝は当たり前になってきた
いつも眠る時に思う
今日はどんな夢を見るのだろう
夢と言うのは無限にパターンがある
今日は現実逃避をしたかったので
非現実の夢を見たいと思った
しかし夢と言うのは儘ならない
架空の妹を殺す夢を見た
寝起きが最悪なのか最高なのか
よくわからない感覚で目が覚めた