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肉塊奇譚

どぶ川のきらめきが僕にとって唯一綺麗な想い出でした。

BABY CRASH 

揺り籠の中に赤子がいた

オギャアオギャアと五月蝿く、やかましいのである

なので私は赤子を揺り籠から取り出し床に叩きつけ殺した

そして気づいた

本当の私はまだ赤子なのであると

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2005/04/27 Wed. 00:00 | trackback: 0 | comment: 0edit

ひづめ 

馬蹄の音が聞こえた

馬など走っているのだろうか

そう思い窓を開けてみた

私の家の眼下には競馬場があった

七頭の馬が走っていた

私は蹄のパカパカと言う音とともに春を感じた

2005/04/16 Sat. 00:00 | trackback: 0 | comment: 0edit

 

つぼみが開いた

狂い咲く桜

この季節には勿体無い

冬のピンクに為れば好いのだ

そういえば今日は何も食べていない

さくらんぼの実るのを待つ事にしよう

2005/04/10 Sun. 00:00 | trackback: 0 | comment: 0edit

 

朝の青さ

昼の黄色さ

黄昏の赤さ

どれも憎ましい

2005/04/08 Fri. 00:00 | trackback: 0 | comment: 0edit

ぺディグリーチャムとベス 

私の家にはベスという黒い犬がいた

中学生くらいの時に飼っていたのだ



ある日、ベスの散歩に出かけると天空から天使が降りてきた

ベスと私は目をキョロキョロさせながら天使が降りてきた事に驚いた

天使は私たちにこう言った



「貴方たちを千尋の谷に落とします。

 二人で協力して登ってきてください」



すると地面が二つに割れ、足元に谷ができた

私とベスは落ちてしまった

10mほどの浅い谷に



最初は私もベスも必死で登ろうとした

しかし取っ掛かりの少ない垂直な岩壁を登るのは容易い事ではなかった

2m登っては落ち、3m登っては落ち・・・

何日もそれを繰り返した

しかし一向に登る事は出来なかった



4日すると空腹で私もベスも登るのを諦めていた

しかしこれではいけないと思い私はまた登ろうとした

また2mほど登ったところで落ちてしまった

すると疲労困憊しているベスの上に落ちてしまった

ゴキっと鈍い音がした



・・・ベスは動かなくなってしまった

私はベスを食べる事にした

空腹に耐えかねていたのだ

ポケットの中には中学生のくせにタバコとライターをいつも入れていたのだ

上着を脱ぎそれをベスの上に被せ火をつけた

するとベスは天使になった

天使はこう言った

「貴方にはお仕置きが必要のようです

 力を合わせるどころか殺してしまうなんて

 貴方にはペディグリィーチャムがお似合いです」

私の意識が遠のいた



気がつくと私はベスになっていた

上を向くと岩壁を攀じ登っている私がいた

すると私は私に目掛けて落ちてきたのだ

私は逃げようとするも、体が動かなかった

その刹那、私に私がぶつかりゴキッという鈍い音がした



私の意識は再び遠のいた

何かが私の上に覆い被さり、とても熱くなった

そして気がつくと私は天使になっていた

2005/04/05 Tue. 00:00 | trackback: 0 | comment: 0edit