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暗殺

暑くなって虫が多くなってきた

今日も通り様を蚊に刺された

私は出血多量で救急車で運ばれた

最近は蚊ですら物騒だ

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数年前の夏の話

当時、中学生だった私はお祭りがあるというので近所の神社に行った

綿飴やりんご飴、チョコバナナなどを食べ盆踊りを踊ったのだ

友人のTとSも一緒だった

3人でバカみたいにハシャいでたものだ

そしてお祭りが終わり後片付けをしているテキ屋の兄ちゃんを手伝ったりもした

するとその神社の神主さんが

「今日は遅いし泊まっていくか?」と聞いてきた

私たちは喜んで泊まる事にした

3人で夜中の3時頃まで話し、最高に面白い夜だった

そして就寝だ

Sは一応女性なので別部屋で寝た

Sのいない部屋でTと話していたら私もTもSの事が好きだとわかった

ただ、そんな事はどうでもよかった

3人でつるんでいるのが楽しかったのだ




翌日、神社は祭りの後らしく廃れていた

そこには誰かが忘れていったボールがあったので3人でサッカーをした

とても楽しい時間だった

するとどこからともなく犬の鳴き声が聞こえてきた

ふと皆で鳥居のほうを見ると犬がいた

野犬だ

もしかしたら狂犬病かもしれない

私たちに向かって走ってきた

3人ともバラバラに逃げた

私とSが逃げている間にTはどこから持ってきたのか

でかいスコップを持って犬に向かって走っていった


刹那、Tは犬をスコップで思いっきり殴った

犬はキャンと一鳴きするとバタっと倒れた

Tは倒れた犬を何度もスコップで殴っていた

私とSは怯えていた

Tの隠れた狂犬よりも強い残虐性に





あれから何年経つだろう

SとTが結婚したらしい

SがTの猟奇に触れる事がなければよいのだが

私はお祝いのメールを送っておいた

モンシロチョウが一匹飛んでいた

私の脳裏にはイナズマが走った

ガチャガチャ

僕は彼女に100円玉を渡しそっと手を握ると、ぐるりと一回転させた。

彼女は自分にそっくりな人形を私にくれた。

バスの中で

今日は出先で嘔吐したので予定より早く帰ってきた

頭が痛い

ズキズキする

そんな中でバスに乗り帰って来たわけだが、妄想をした

この混雑したバスの中で全員を刺し殺せたらと

とても幸せなんだろう

どうせ私はキチガイだ

少々の事は許されるだろう

食文化の救済

どこかの国の原住民は芋虫を食べるらしい

ぜひ私の頭に湧いた蛆虫も食べてもらいたいものだ

真実と嘘の境目

真実と嘘を見分けられる眼はどこにもない

自分が真実だと思えば真実なのだ

しかし嘘だと思えばそれは嘘の真実となる

結局は総てが真実なのだ

眼に見えるは虚無

真実だけが信じられてる

矛盾は矛盾と破棄浚われ

眼(まなこ)の一番に初めて移った物は

案外 矛盾だらけのこのどす黒い世界なんではないでしょうか

畸形児も白痴もつんぼもめくらも

共存しようとして蔑まされてる

僕らが蔑んでるのではない

彼らが蔑んでいるのだ

そんな混沌はいつまでも続く・・・

ただ一つ言える事は眼に移るは真実ではない

目線は億

部屋の壁中に眼球がへばり付いている

何十、何百、何億と言う眼だ

そして総ての視線の先は私だ

私を見て何が楽しいのだろう

ただ、見られるからにはと一張羅のスーツを着て

髪にはポマードをつけている

無駄な努力だ。

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