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いないいないばぁ

言葉の欠片を失う事がある。

それは意味を失う事になる。

しかも補えば補うほど無くなっていく。

無くなった時はそのままでいい。

いつかは見つかる物だから。

つまりは私はこの日記に何を書こうか忘れてしまったわけである。

今日はこの日記で補い、本質を見失う事にする。

無駄だと解りながら。

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神を殺す方法

神を殺すのには何も必要ない。

何も無い世界には神もいないはずだから。

しかし何も無い世界を作るのは難しい。

ならば己を殺せばいいのだ。

この世界の神は関係が無くなる。

接点の無い神など死んだのと同意義だ。

そう思うと信仰心や宗教観の無い日本人は

神を思い、接点を持っているのだろうか?

すでに神は死んでいるかもしれない。

先ほどあった出来事

私は疲れたので寝ていた。

そしてふと目が覚めた。

すると途轍もない恐怖感を感じた。

私は叫んでしまった。

しかし、何も起こらない。

この部屋にいてはダメだと思い、部屋を出ようとした。

ドアを開けた所で後ろに視線を感じた。

振り向くと真っ白な能面が暗闇の部屋の中に浮かんでいた。

薄っすらと不吉な笑みを浮かべていた。

そんな事では切迫しない

関東地方に台風が迫ってきているらしい。

私は自分の余命の中であと何度、台風に出会うか?

その答えから察しれる。

緊急事態だ。

才人の命は短いと決まっているのだ。

これは切迫しなければ。

満月をさがして

今日は満月だ。

心地のよい凛とした輝きは

耳にショパンの音楽を流してくれる。

いつも、この月を眺めていたい。

そして気が付けば皆が私を追い抜いていて

途方に暮れるしかない状況になって欲しい。

現状ですでに途方に暮れている私は

この月と一つになりたいと思った。

マゾヒストの願いである。

満月まで後少し

月が凛として輝いている。

見た目は満月だ。

しかしこれは満月では無いと言う。

だが、私はこれを満月だと胸を張って言える。

それほど凛としていて格調高き月なのだ。

私は月に敬礼をしてみた。

何か込上げる物を感じた。

自尊心の表れ

私はこの儘、立っています。

自尊心が朽ち果てたわけではありません。

ただ、世界を傍観したくなっただけです。

それが過ちであろうと、間違いであろうと私は立っています。

疲れれれば自然に座りこむでしょう。

それが世界を滅ぼす切欠であろうとも、私は座るのです。

それが自尊心の朽ち果てたときです。

ビー玉のような小さな地球を象のように大きく感じた時、

私は自分に終止符を打つのです。

ただ、それまでは立っています。

疲れ果てるまで立っています。

腐りきったどうでもよい自尊心を首から、ぶら下げながら・・・

ロケットの手

この糞を垂れた子供のような青空。

私は子供の頃、空は高くあり手の届かないものだと思っていた。

どんな高い所に行こうと空は続いていた。

東京タワーの展望台の中でも飛行機の窓の中でも

空は上へ上へと続いていた。

私はそれを希望だと思っていた。

今日は晴天だ。

空は高くあるのかと思っていた。

だが、欠伸混じりに背伸びをすれば手が空を突き抜けていた。

いつの間にか空は私の近くにあったのだ。

それは私を欺いていたのか。

それとも空は元から低かったのか。

戯言のように空を突き抜けた手は冷たかった。

あの夜に輝く公園

いつものように夜の公園に行き昼間に子供が作ったであろう、

砂の山を蹴飛ばし壊す、あの快感。

あれこそ、まさに脱糞後の開放感だ。

因果の鎖などを忘れ、童心に返れるあの場所は

夜にしかできない大人の遊び方が残っている。

あぁ月が眩しい。

台風前の曇り空を突き抜けて輝く月の光。

これもまた脱糞後の開放感に拍車をかけるのだ。

さぁ無知な子供の残骸を殺害しよう。

そして近代文学の残していった希望と言うものなどは

最初からどこにもなかったと言う事を

もう一度、噛締めて声に成らない咆哮を

あの月に捧げよう。

逃げ水

この蒸し蒸しした曇天の空を夜魔が横切った。

この暑さには参る。

暑さの前には、いくら虚勢を張っても平伏してしまうのだ。

これほど恐ろしい物はないのだ。

夏の恐ろしさを知らない無知な若者は逃げ水はどこまで行っても

水滴すら落としてはくれないと気づくまでは虚勢を張り続ければいいのだ。

そして絶望の果てに枯れ果ててしまえ。

だがそんな事を言っていたら昨今の若者は八割は枯れ果ててしまうのだろう。

それでもいいのだ。高齢化社会には扇子しか残らない。

この暑さを産むクーラーの熱を無くしてくれる社会は二割の優秀な若者に

希望の兆しを帰してくれるだろう。

だが、それも逃げ水だ。

二割の若者の何割が気づいてくれるのだろうか。

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