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夏の終りに
今年の夏も、もう今日で終りに成って終う訳だが
私の人生は未だに終わりが見えず、始まりも見えない
そもそも終るにも始まって居らず、始まるにも遅すぎる
御先が真っ暗で人生の意味すら考える事を失って終っている
そんな盲目的な毎日を盲信的に過ごしている訳だが
今年は蝉の死体を見かけなかった
その事にどんな意味が有るのかは分らないが
もし私が蝉なら静かな所で死にたい
仲間が泣き、家族が泣き、見ず知らずの親戚の泣かない所
つまりは蝉時雨の無い所で死にたい
蝉は今年は願いを叶えられた様で私の様にぎゃあぎゃあと
小五月蝿い人間の前で死ぬ事は無くひっそりと何処かで死んでいるのだろう
私は人生の意味とは静寂だと久方ぶりに考えた
静寂のある所こそが終りであり始りである
ところで蝉は唐揚げにすると美味しいらしい
交差点でスキップ
深夜の散歩に出ると交差点で信号機が首を吊っていた
安らかな顔をしていた
もちろんいつまで経っても信号は変わらない
なので信号無視をしてしまった
死体を見ないようにしながら早足で横断歩道を駆けた
いつも人は死を無視したがる
この心境を初めて理解できた
コンビニでハーゲンダッツを買った
嬉しさで満悦しながら帰った
信号の事など忘れていた
件の交差点に信号機の死体はまだぶら下がっていた
嬉しさで別の道を回り忘れた
いつも人は死を忘れる
この心境を初めて理解できた
弔いに信号の周りをスキップで回った
アンチテーゼ
3月12日に私は死ぬのかも知れない。何故なら先ほどから腹部。特に頭部が痛く、これは体の中に電子レンジが入ってるとしか思えなく、試しに生卵を暖めて見た所、見事に、それは、また、見事に夜空に咲き誇った大輪の花となった。それでは部長が黙っていないだろう。もし、かすると私は部長のアナルに入るかも知れない。それは、また、見事にメキシカンサラマンダーのように、ずるりずるるるるるるるるりとラーメンを食べた所、腹部、特に頭部が痛いので病院に行った。病院では祭りが行われており、金魚を食べたくなったのでそれは、また、また、また、また、また、美味しく頂いたのだ。いつものように疾風の如く。鮮烈な感情が私の脳髄に走り、黒薔薇、野薔薇、ズゴッグ。そういえば家のドアを食べてしまった。そんな事はいつもの事なのですか?としているうちに病院の受付嬢が私の名前を呼んだので殺した殺した殺した殺した殺した殺したコロ助殺した。医者が入って来いというのなら私はパイパンの陰部をちらつかせながら入った。医者は服を脱げというのでパンティストッキングを頭から被り人生を終らせる事にした。聴診器が耳の穴に入ってきたのでジョンベネちゃんの犯される所を想像して自慰をした。しかし時は遅く、私は薬を渡され、病院を病院を病院を病院を後にした。家の玄関がなかったので煙突に首を生やした子犬ちゃん。
尻の背徳感
尻の穴からガスを噴出する背徳感
悲しいかな今日だけで人生の半分の背徳感
尻は爛れて唐辛子粘液を捻り出す苦痛
ラアメンの匂いがした窓の外を
現実と非現実の境目に立ちながら
ただ時間を経つのを待つ為だけに
便座カバーの温度を上げている
両手は宙に浮かび視線は旅に出た
是だけの事が遭っても
私の背徳感や人生の過ち等は
新聞の訃報欄の如く
誰も気付かずに
ただドモホルンリンクルの原液の様に
ゆっくりと滴り落ちて腐るのだろう
地球と共に
知ったか振りをすると人生は終わっている
生まれた時から終っている
それは人間なら誰しもがそうなのだ
生まれながらにして死んでいる
地球は自分が独りで居たい
人間は地球と共にありたい
生まれて初めて知る事は一人で居る事の怖さだからだ
怖さを克復する為に人間は環境破壊をする
生まれ持って恐怖を感じる事は
人間が元から死んでいるのと同意である
御器噛虫の空
この空は私に捉っては糞を垂れた子供の空だ
貴方に捉っては嘸かし純粋で初心な子供の空なのだろう
世の中には不相応という物がある
私には空は相応しくない
空を見上げるのを忘れ地びたを這いずり回る
そう、御器噛虫の様な黒く汚い生活が相応しい
私に貴方の様な青春漫画のワンページの生活は
出来ないと気付いた時に
糞を垂れた子供の空を見上ただけなのだ
また御器噛虫の様にコンクリートの上を這う生活に戻ろう
空は永遠ではないと知らないままで
ミュトス
既にボロボロになって仕舞った
アイディアルな目覚めの瞬間を
金曜日は燃えるゴミの日だから
乞食のようにゴミを漁るように
残飯処理機や核融合炉のように
いつまでも、燃やし続けるのだ
それは私にとっての償いであり
教会の懺悔室で一年過ごす如く
エキュメニズム等という愚かな
思想を胸に抱いたままの愚心を
幾度と喚起させてくれる目覚め
目の前の現実はロリペド神父の
築き上げたTATの熟れの果て
天上天下唯我独尊
昨夜、あの人の夢を覗いた
作為的な物ではなく偶然だったのだが
いつも私が見る黒い夢ではなく
希望に満ち溢れた赤い夢だった
私は嫉ましく為り
其処に黒いペンキをぶち撒けるが如く
大声で泣くと、あの人は目が覚めたらしく
夢は途絶えた
気付くと私は一人で泣いていた
天上天下唯我独尊で在りたいと思った
見知らぬ世界
この世界に居たくない
然し私は見知らぬ世界で生きて行けるだろうか
如何せん、見知らぬ世界の情報は誰も見知らぬわけで
見知らぬ振りをされているだけなのかも知れないが
私は見知らぬ世界を米粒一粒分すら知らないのだ
然し世界は理論ではなく感覚で生きて行けばいい
理論武装等しなくても好い
戦争をする訳では無い
気楽に一日を家畜の豚のように暮せれば良いのだ
私が見知らぬ世界への道を恐れる理由など無く為って仕舞った
無知と言う名の恐怖の足枷は在った方が好いのだろう
無ければ中央線で見知らぬ世界へ旅立つ者が増えるだろう
塞翁が馬
目眩しを喰らった様な先の見えなさに慣れてしまった
昔ならばこの先には一体何が在るのだろうと不安になりつつ
蛞蝓の様な生活を送りながら日々を塵箱に捨てていた
今も蛞蝓の生活なのに変わりは無いのだが塵箱は
既に塵に埋もれ塵箱の態も成しておらず其処に塵を
捨てるのは些か抵抗が在る物で日々仕様が無く
腐った自慰の処理をしたティッシュの日々を食べて過ごしている
はて、この先に何が在るのかは何も見えないが
私は此処に居るだけで人生の落伍者であり
建て直し等、利かない人生を送る事を知っているのだが
これも先の見えない話であって若しも天変地異の前触れの如く
富士山と利尻富士が結婚し、子供の山を産む程の確立で
自慰のティッシュ等でなくネピアを食べれるような人生
それこそ薔薇色の人生が送れるかも知れないと謂う僅かな可能性は
やはり先が見えない物で何が起るか判らない世の中なので
薔薇色の人生を夢見ながら私は塵箱を漁る生活を続けるのだろう
微温湯の意味
微温湯に浸かって此処は楽園だと言い張るのも青春であるのか
微温湯に絵の具を混ぜ此処は薔薇色だと言い張るのも青春であるのか
微温湯に原油を混ぜ此処は先進国であると言い張るのも青春であるのか
意味などない無意味に無意味の意味を問う事は青春ではない
理想と現実
目の前がキラキラして
道もまともに歩けない
信号機の色も
色キチガイの如く
厭らしく七色に光り
目の前の総てが
過去に自分が望んだ色に
為ってしまった
理想と現実は
相対する物であると
目の前の虹を眺めながら
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