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肉塊奇譚

どぶ川のきらめきが僕にとって唯一綺麗な想い出でした。

斜陽 

雨が降ったら嫌だなと思った

葉が一枚散った

もう葉が散ったら嫌だなと思った

もう一枚葉が散った

すでに雨の事など忘れていた

落ち葉をセブンイレブンの

アルバイトが片付けていた

秋だなと思った

しかしもう冬になる

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2006/11/30 Thu. 00:00 | trackback: 0 | comment: 0edit

ナルコプレスシー 

朝起きて電気を点けると私が存在していた

不思議な事ではないのだがとても驚いた

私のような者が存在できるこの世界

その敷居の低さに驚いた

驚きすぎてTVを点けると私が写っていた

世界のレベルが低い事を痛感した

そういえば明日は死ぬ日だ

お線香を買いに行かなければ

2006/11/25 Sat. 00:00 | trackback: 0 | comment: 0edit

脳髄に住む貴方 

私は貴方が脳の奥底に居ると信じている

飛び降りでもして脳髄をぶち撒ければ

私の屍骸の横に貴方は産まれるだろう

そしてすりこみ現象で私の屍骸を親だと思い

私の屍骸に愛情を注いでくれるだろう

あぁ死にたい

無垢な貴方を社会の荒波に放り出したい

それは只、単純な親心である

2006/11/15 Wed. 00:00 | trackback: 0 | comment: 0edit

桜木茉莉 

私の疑心暗鬼は金棒を振り回している

落ち着いてください

私はここにいます 生きています

疑心暗鬼は私が死んでいるかの様に

吹聴しています 吹聴しています

耳の奥にガムを詰めたように

何を喋ろうが頭の中で反復するだけです

耳の洞窟です 耳の洞窟です

うるさい!黙れ!

と感情を露わにした所で感情の反復

出口が見えません

ところで此処は何処ですか?

自宅の様で自宅ではなく

自室の様で自室ではない

何処か遠い 遠い所にいる気がします

疑心暗鬼に居場所を奪われたので

私は何処かわからないペンペン草の生えた

この野原にいるんだと思います

私自身それが信じられなくて

疑心暗鬼になり疑心暗鬼を疑っています

とりあえず此処を去り自室に戻りたいです

2006/11/10 Fri. 00:00 | trackback: 0 | comment: 0edit

靴を食べた日 

今日の朝食は靴だった

もう5年ほど履いていた靴だ

愛着があった

なので食べた

おかしい事など何一つ無い

胃の中から靴音が聞こえる

余った靴紐で首でも吊るとするか

2006/11/06 Mon. 00:00 | trackback: 0 | comment: 0edit

デスケル 

「人間は人間でなくては為らない」

是は社会的通念から生じる誤解であり

人間は飛べない魚だろうが飛べない豚だろうが

何で在りにしろ存在価値を其処に見出す事ができる

かと言って人間が人間である努力を怠る事は

恥、背徳、無様・・・様々な言い方が在るだろうが

努力を怠ってはいけない

努力をした結果人間でなく為るのは致し方ない結果である

私は人間の風上にも置けない

しかし風下に置ける事はできる

数%はまだ人間だ

2006/11/03 Fri. 00:00 | trackback: 0 | comment: 0edit

木人のドア 

今朝、目覚めると頭にドアが出来ていた

蔦が周囲を取り囲んでいて、これは気づかなかったが

大分、昔から頭にあったのだろう

頭と言っても見える位置ではなく、どちらかと言えば脳

そう、脳にドアがあったのだ

なぜ気づいたのかと言うと今朝は其処から

木で出来た人間が忙しなく出入りしている

物を持ちだしたり、物を持ち込んだりと遽しい

是は何を意味するのか解らないが

リスパダールでドアに鍵をした

木人は閉じ込められたり、入れなかったりで

また遽しい動きをしている

脳が気持ち悪い

ミルクティーを飲もう

さすれば、何かの解決になるかも知れない

2006/11/02 Thu. 00:00 | trackback: 0 | comment: 0edit