12 « 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31.» 02

肉塊奇譚

どぶ川のきらめきが僕にとって唯一綺麗な想い出でした。

傘の花の開いた街 

言葉の雨が脳髄を濡らす時、言葉の風が吹く

私はそんな時に此処に言葉を記す

時たま何処からともなく歪んだ声が聞こえる

声は言葉を運んできてくれるが声は語彙が乏しく

私自身を映す鏡であり、乱反射の陰気な愚か者である

だから私は猿轡をされたナルシストだと思う

スポンサーサイト
2007/01/26 Fri. 00:00 | trackback: 0 | comment: 0edit

窓際に狐牡丹 

プレタポルテのインパネスを羽織り

ソンボレロをかぶったゴンザレス

私だけのゴンザレス

クラシシズムを捨てた私の価値観から

新たな価値観をくれたゴンザレス

私は彼の為にプロスチチュートになり

体を尽くし馬の餞を

アナルローズを咲かせた食卓に葡萄酒を

燭台に灯った禁忌の蜜の味

花弁の隙間にアドレナリン

サン・ジョルディの日にはロマン=ロランを

蹲る貴方の耳元で囁いてあげたい

私はパンパン貴方はポン引き

私は貴方を倦ませたい

倦む私達にハラームの宝石を

2007/01/24 Wed. 00:00 | trackback: 0 | comment: 0edit

ねじ巻き 

時計は如何にして正確に狂うかを考えている

狂人は如何にして正確に狂うかを考えれない




時計が十二時を指した

私は黒い夜が白い朝へと

変わる事へ恐怖を感じる

逆もまた然りだ

世界の色が変わる時には

自分自身が変わってしまうのではと

自分自身のアイデンティティが狂うのではと

アイデンティティだけが私を繋ぐ鎖だ

断ち切れれば今以上にデカダンスに狂うだろう




自分の色は周囲が容易く変えていく

じわりじわりと変えていく

日進月歩変えていく

それは恐怖以外の何者でもない

今、此処に在る自分は明日は他人になるという事




誰にもなりたくない

あいつになりたくない

私になりたくない

2007/01/23 Tue. 00:00 | trackback: 0 | comment: 0edit

風と共に鴨のテリーヌ 

風が吹かないかと思った

私は大切な事は全て見落としてきた

ならば風が吹き微塵が飛べ迷い

私を目眩ましてくれればよい

さすれば何かしらの言い訳になるからだ

現状で私は何も見えていない

目の前には澄んだ空気が広がり

煌々と明かりが燈っているのにも関わらずだ

私はこんなに目が悪かっただろうか

伊達に伊達眼鏡ではないと言う事か

2007/01/21 Sun. 00:00 | trackback: 0 | comment: 0edit

幸福のススメ 

先日の嵐で私の脳味噌は渡り鳥の様に

どこか遠く、恐らくはアボリジニの

踊る辺りへ流れていってしまった

脳味噌の無い私もセンシティブな感性だけは

持ち合わせていたようで一人バラライカを抱え

嵐の過ぎ去った満月の浜辺で聾唖者の様に

ぐわりぐわりと歌いながら踊ったのだ

それは音符が跳ねると言うよりも

自らの首を刎ねている様な自慰自殺の様だ

程なくして騒ぎを聞きつけた地元の

頭のおかしい、私から見たら頭のおかしい老人が

国の言いつけを守る事しか出来ない犬を呼んだようで

ワンワンワンワンと吠えてきたので祭りは終わり

私は犬の檻へと御用となったのだ

さて、ここで愛すべきは私だろうか貴方だろうか

それとも第三者であるラッシャー板前であろうか

世界はバラライカのリズムで溢れている

2007/01/20 Sat. 00:00 | trackback: 0 | comment: 0edit

百合、帰る 

道路を歩けば石が転がっている

部屋へ帰れば机が座り椅子が座っている

そこへ私は立ち尽くし

箪笥は座りテレビも座っている

異端者は私だけで十分だ

異端者のアイディンティティも神であるというのに

2007/01/18 Thu. 00:00 | trackback: 0 | comment: 0edit

夜は私の中で叫ぶ 

目を閉じると私がいた

しかし今の私ではなく

童の頃の私だった

私は私に手招きをするので

私は私を追いかけた

暗闇の中を一心不乱に追いかけ

気づくと私は箪笥に頭をぶつけていた

クラクラしながらも

私は私の手を捕まえた

しかし私は私を懇親の力で

私を振り払った

眼の真円の中に立つ私は

私をからかう

夜は私が二人で

どちらも必死な私だ

2007/01/15 Mon. 00:00 | trackback: 0 | comment: 0edit

複眼 

無数の眼が私を見ていた

何処へ逃げようと私を見ていた

これは幻覚なのだろうか

無数の黒い蝶が生まれた

それは頭の中を蔽いつくし

無数の眼を隠してくれた

しかし私の眼も隠してくれたので

私は盲目になり

今も物乞いをして暮らしている

歪みの声だけが雑踏と共に響き

消え去りたいと願いながら

卑怯者の嘘吐きの生き方で

生き様と思った

同時に逝きようと思った

昨晩の出来事である

2007/01/11 Thu. 00:00 | trackback: 0 | comment: 0edit

ハンバーグ弁当 

「私の屍を食べてもいいですよ」

と、出会い頭に言われた事があるだろうか

私は言われたことがある

言われてみると案外、平然な対応を取れるものだ

視線を中に泳がせて「え、え、え、」と答えれる

無論その後、殺して食べた

これが平然とした毅然としたごく当たり前の対応だ

2007/01/09 Tue. 00:00 | trackback: 0 | comment: 0edit

明るい夜 

アヌスに黒薔薇を挿した23歳の日々

緑色の夜に踊るだけの日々

常に空中を眺めているだけ

まばたきもせずに一体何を眺めているのか

それは彼にだけ見えるユートピア

10歳以下の子供にしか逝けない

ネバーランドの様な国

童心を忘れぬようにと彼は毎晩アヌスに花を挿す

背徳などは捨てた

人生も捨てた

私と同類の貧らしい傷だらけの唇で何をブツブツ歌うのか

2007/01/08 Mon. 00:00 | trackback: 0 | comment: 0edit

朝の幸福電波 

総天然色の夜明けにビシッと首を絞める私の目覚め

震度1の地震には気付き辛いが誰か気付いてくれるはず

そう思いながら私は脳を揺さぶり電波を出す

電波の周期が1.29Mhzになればコップの水も溢れ出すと

右手に煙草、左手に紅茶

自分でもインビジブルな朝は社会の膿の海

社会からドロップした私にシロッコが吹く様に

冬の空気は消えたテレビのように黒く澄んで冷たいのだ

2007/01/07 Sun. 00:00 | trackback: 0 | comment: 0edit

論点はマドリードに在り 

もしも鍵が開いてもドアは開けないでください

私の感情はそこからじわりじわりと溢れ出します

それはスペインのパレードの様に

感情的で荒々しくあり誰にも見せたくありません

だから私はいつもしみじみとしているのです

この先には私が居なくなった世界しかありませんが

ドアが開いてしまえばパレードはいつまでも続くのです

王様は私です下僕も私です全部私なのです全部嘘なのです

2007/01/04 Thu. 00:00 | trackback: 0 | comment: 0edit

テトロドトキシン 

殺意に溢れた新年だ

今年こそは私は死ぬのではないか

それも他意により殺されるのではないか

そんな予感が心の中で溢れている

今日も声が聞こえた

明日も聞こえるだろう

少なくとも三が日は声が絶えないだろう

2007/01/01 Mon. 00:00 | trackback: 0 | comment: 0edit