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おなかがすきました

失敗が見事に弾け飛び私は腹を下したのですが

それは恐らく聖書によって既に予言されていたのでしょう

今は薬を飲んでいますがこれは腹の薬ではなく

頭を狂わす栗鼠の尿です

苦味と酸味が見事なコントラストを空中に投げっぱなし

私は視線をどこへ交えることもなく虚空の一点を

渋谷のモヤイ像の眼差しで見ているのです

眼差しは時に凶器となり私は眼差しで滅多刺しにされ

時には母のない子のように野垂れ死ぬ事も多々多々と

憶測が憶測を呼び私はいつでも体育座りの回転木馬なのです

部屋には魚卵が散乱しており幾ら醤油を振りまいた所で

私の部屋は小樽ではなく、そうだ高田馬場なのだと

天津の霹靂というのか無性に中華料理が食べたいのです

しかし冷蔵庫を見てみればやはり魚卵が散乱しており

私は北へも南へも行けない放蕩息子なのだなぁと

父や母に猛烈な殺意と感謝の意をこめて自殺したいのです

貴女の使用済みナプキンが貰えるならば私は嬉々として

いつでもどこでも自殺します

私を殺すには汚物入れがあればいいのです

どうせ腐るのですから死体は肥溜めに埋葬してください

ラジカセから流れてくるBeatlesを聞きながら

そして劣悪な自慰を行いながら

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既視総論

今日は世界が尻尾を巻いて逃げていく様に

孤独の遊びと室外機をうぃんうぃんと動かしていた

寝れば寝るほどデジャヴュを感じ

起きれば起きるほど過去の事に執着をする

食事の時間は飛石連休に準じて5時間置きだ

掃除をすれば窓からぬっぺふほふが覗いている

誰奴も彼奴も干からびた草に興味を失くしているだろうと

私は部屋にメタファーを隠している

過去というのは総じてピンク色なのだな、と思う

サイコロ遊び

矢印は何処も指していない

頭の中に湧いた座頭虫の群れは

糞を捻り出した空への道も知らずに

干からびる脳と共倒れしてしまうのだろう

明日になればいいのに、明日になればいいのにと

もはや現実逃避も来るのか来ないのかもわからない

粉末の未来へ望みを賭けている

さて、北はどちらでしたかな

僕のお仕事は

世界が灰色に見えているのは眼鏡を掛けていないせいか

今の1時間の間に私はいなくていい人だと自分を自分で諭し

完結を有耶無耶にしたまま紅茶を飲んだのだ

ところで世界とはなんだろうと無意味に思考をずらしてみるも

結果は宇宙にいなくていい人と終止していまう

私の脳は退化を続けネアンデルタール人宛らの古めかしい脳だ

電波を発信するにも受信するにもそれ相応の脳がいい

退化の脳は壁に掛けてあるポスターを眺める事により

更に退化を続け日進月歩のムーンウォークの様に

右往左往のふしだらな月面着陸計画であるのだ

アポロの乗組員は全員被爆患者だ

消えずのテトリス

考える事を止めさせる薬は最悪の状態を脳に閉じ込めてくれる

私はこれ以上考えるのは異常と知りつつも閉じ込められた

脳の欠片をテトリスの様に組み立てている

どう足掻いても此処から出ることは出来ない

仮に出来たとしても思考は絶望の淵でまた止まるのだろう

要は脳味噌が最高の状態で底に転がっていく孤独なのだ

チキンレース

これまで歩んで来た人生を振り返ってみれば

私が日々渾身の力の歩みはやはり人から比べれば骨の歩であり

スタートラインは切った物の骨の歩みは100mを全力疾走しそうにも

筋肉など皆無なのでパキパキと物悲しい雑音を響かせているだけであり

一寸先の闇を見つつ闇には踏み入れられず飲み込まれていく人々の

光の速さを目で追う事も出来ず乱視の眼をキョロキョロと

知恵遅れの探し物をしている様に横山やすしを彷彿とさせるのです

僕は乱暴に生きて行きたいと思っていたが故に流行病に罹ってしまい

今は頭がネジの外れたゼンマイ玩具の様に右往左往、七転八倒しており

この生活から抜け出すためには薬の量を増やすしかないのですが

私自身の朽ちた自尊心が影響しドラッグクイーンにはなれないのです

私自身が望んだはずの乱暴な生活は疑心暗鬼に溢れており

つとめて私以外は下種であると思ってしまうほどに懲り懲りしております

骨の欠片が見つからないブーゲンビリヤの木の下で私は疲れ果てているのです

どこまで行けば闇なのかが解らずもしかすると既に闇の中である可能性は

光が闇に溶けるのを見れる現状を視感で感じれている事からすれば

もしかするとと思うのですが光の中でも光の中でも光は確認できると

臆病風に吹聴され現実も非現実の確認も儘なりません

尿意に襲われ排尿をした時に感じる尿の暖かさに久遠を感じます

瓜は食べた事がない

胡瓜を食べたい

冷たく冷えた生の胡瓜が食べたい

パキリッっと小気味良い音を立てたい

あの独特の青臭さを口の中に充満させたい

口の中だけではない

鼻の中に耳の中に全身全霊を青臭くさせたい

嘲笑の対象はいつも私なのだから

胡散臭い瓜をパキリパキリと食べる自慰を

理不尽な地動説の中で蟋蟀の如く行いたい

おひるねのじかんです

私が疲れ眠る事は常なのだが今日もやはり眠っていた

背後には畏怖がひらめき銀の鱗を光らせていた

空は黒鉛の色をした湖であらんとばかりに

風が吹くたびにひらひらひらひらと鬱陶しいのだ

耐え切れず眼を開ければ巨大な視線は海を渡り

世界の裏で殺人現場を目撃してしまう

これから厄介に巻き込まれるのはご免蒙る

しかし何事も無かったかのように目線は閉じられた

再び目を覚ませば既に半日が経過しており

復讐の腹痛なのか下痢が止まらず

私は愚か者だと再認識してしまう夜と昼を跨いだのだった

さよなら人類

我が家の猫が人間味を帯びてきた

しかし猫が人間になれると言う事は

人間も猫になれるという事だ

私は新宿二丁目でしか猫にしかなれない

オカマの猫ほど醜いものはない

幻想は幻想でしかないのだな

と、煙草を吹かしながら陰毛を毟った

激痛と共に新世界が見えた

灼々とした遺書の書き方

雨が降っているのでインクの出が悪い

そんな些細な事で私は確信した

白い街から青い街へ行くことはできない

無駄な足掻きは止める事にしたのだ

今日は一日、苛つきと憂いとが混在した脳味噌で

暗い部屋の中、遺書の模写をして過ごしている

死ぬ前に一度死んでおきたいものだ

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