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肉塊奇譚

どぶ川のきらめきが僕にとって唯一綺麗な想い出でした。

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顔面神経痛 

窓に映った苦悶の顔が私だというならば

その窓の向こうで卑猥な顔をしているのは誰だ?

世界をデュアリズムで語るのには丁度いいが

私以外は誰もいないこの部屋に梟の眼差しを

放射線を描き発するのは私の妄想の産物である事を

正面から否定できず斜め35℃の角度でやんわりと否定する

しかし存在していた物は妄想だろうが空想だろうが

この世界のどこかにいると私は信じて止まない

それすら否定してしまった時に私の宇宙は

音もなく静かに息を引き取ってしまう気がし

終焉の恐怖に私は何も考えない呆け者の態で

薄っすらとカーテンコールを考えてしまった時に

私は苦悶の表情で必死に卑猥な顔を見ようとするのだろう

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2007/06/29 Fri. 00:00 | trackback: 0 | comment: 0edit

夜のセラピスト 

突然に目が見える事に恐怖を覚えた

目は見なくてよい物を見てしまう

同時に耳が聞こえる事に恐怖を覚えた

耳は聞かなくてもよい物を聞いてしまう

したり顔で蝙蝠が私を見ているのは

超音波が私の脳髄から飛んでいるからだ

ソナーさえあれば私の落し物は見つかるかと思ったが

何を落としたかという記憶まで落とした私は

五感をすべて失うという語感を楽しみつつ

物を言わないただの死体になるのだろう

2007/06/28 Thu. 00:00 | trackback: 0 | comment: 0edit

チーズケーキ 

乳呑児だった頃から今日までを道形に

耽々かつ坦々と歩いてきたわけだが

自分の死が近づいている事に対する実感は

湧かないと言えば嘘になる

ラジオのスピーカーからも

ボトルガムの容器の中からも

三丁目のタバコ屋の角からも

どこからでもマグマの様に湧き

私は恐怖で寝れない生誕の日を過ごしている

今日が過ぎてもこの恐怖は拭い切れずに

尻尾の様にまとわり付いて離れないだろう

足は歩みを止めずに死に着々と歩いている

それが普通だと言う貴方方の感性は貧相だ

2007/06/27 Wed. 00:00 | trackback: 0 | comment: 0edit

誇大図書館 

黄昏時の埼玉県は海無し県ではなくなるのだが

私はほぼ同時刻に知恵遅れになってしまう

単細胞の脳はシナプスが繋がらず何時ぞやの

私の家で途切れた連絡網を思い回す電気信号を

マングローブ畑でマンドリンの音色で発する

家族がハワイへ行くと言うので雨が降っていることを

嬉しがっている私の性根は腐っているか醗酵している

往々にして醗酵物というのは異臭を放つものだが

私の部屋には青酸ガスの匂いが充満しており

いつでも私もハワイにいけると言う詭弁を

所狭しと壁際に並び立てているのだ

そこに列挙されたのは私の脳味噌でありブレインだ

いつでも燃やせるようにと死ぬ気の炎は絶え間ない

2007/06/24 Sun. 00:00 | trackback: 0 | comment: 0edit

コーヒーブレイク言語野 

「どうしてですか?」

無機質にな質問に無機質に答える

「動くから殺した」

それ以外の何でもない

蒟蒻問答をする気もない

殺されたのは私だ

2007/06/22 Fri. 00:00 | trackback: 0 | comment: 0edit

答えはYES! 

自分は死んでしまっているのだろうと言う机上の空論は

狐の嫁入りと共に何処へ消えてしまったのだろう

先ほどまで見えていたはずの陽炎は逃げ水になった

クーラーの陽気に逆上せながら見捨てられる想像を

活動写真のように鮮明に弁士までつけての

大迫力48インチプラズマテレビでしてしまうのは

傷ついても軟膏も赤チンも要さなくさせるため

私に必要なのはカルモチンやハルシオン果てはシアン化カリウムだ

悪夢のような体育座りは若者の文化にさえ影響を与える

家路につく頃にはお昇りさんの精神薄弱者でしかない

安住の地はここでいいのか?本当にいいのか?

2007/06/21 Thu. 00:00 | trackback: 0 | comment: 0edit

枯渇したダムの話 

ポリエステルの城が崩れようとしている

梅雨の空に紅い夕焼けの香りが

ほんのりと漂ってくるのはいいのだが

燃えているのは空ではなくてるくはのるの

残していったアリストテレス主義の末端だ

逆立ちした空の上では蛙すら鳴けずに

即身仏となるのも時間の問題だと言う政府の

自分本位な考え方は国家を繁栄させるに相応しく

私は自惚れの感情に浸りながら舞う事にする

季節外れの曼珠沙華を眺める生活に押し潰さながら

2007/06/17 Sun. 00:00 | trackback: 0 | comment: 0edit

錠の落ちる音で終わらせて 

脳が逃げたがっているのか鍵を家捜ししている

私の鍵は一体なんだったかも覚えていない

覚えているのは君が死んだ日に

スケトウダラを食べた事を思い出せない事くらいだ

何日も雨が続くと脳は干からびて照る照る坊主となり

四方八方に電話をかけトリプルブッキングなぞを噛まし

右往左往しながら総ての用事をキャンセルしてしまう

そんな脳に私は出て行ってもらいたいのだが

鍵を思い出さなければ鍵を渡す事すらできず

鍵穴にやたらめったら物を突っ込んでみるものの

チューイングガムなぞを突っ込んでしまったので

鍵穴にはもう鍵は入れられず私の脳は

私と存在するしかなくなってしまったのだ

脳は気化するので毎日少しづつ部屋の隙間から

出て行っているようなのだが実感が有り余っている

2007/06/15 Fri. 00:00 | trackback: 0 | comment: 0edit

犯人は東海人 

私の記憶を誰かが盗んでいるとしか思えない日々だ

鸚鵡の様に同じ言葉を繰り返すだけの

目覚まし時計に私の面影を垣間見た

電池さえ抜けば止ってしまう時計は

三国人の電気泥棒に壊されてしまうか

はたまた知恵遅れの痴人に玩具にされるか

私は第三者で在りたいが故に今の今を

側頭葉だろうが前頭葉だろうが

脳味噌に楔を刺したいのだが

脳味噌はもはや味噌ゼリーとなった

名古屋にお越しの際は是非わたくしの

食品衛生法に反する腐った味噌カツを

フードファイトの様に貪ってください

2007/06/14 Thu. 00:00 | trackback: 0 | comment: 0edit

家猫主義者 

猫が愛らしい瞳で私を眺めていた

私はまだ猫を愛おしいと思える心を

持っていた事に限りのない安堵を覚えた

私の肥溜めの心には誰も近づきたくない事を

淋しい事ではあるが知っている

現に猫の眼差しは軽蔑の眼差しであり

それを愛おしいと感じた私はマゾヒストだ

ニヒリストの世界では猫は神なのだなと

朝焼けの空の眼差しを蔑ろにして恍惚としている

2007/06/13 Wed. 00:00 | trackback: 0 | comment: 0edit

終わり 

無表情な顔の現実が私の日々をベルトコンベアーに乗せる

私が夢を見たいのは今日に留まり現実を貪りたいからだ

時間が平行移動で流れていくのは狂気以外の何者でもない

淡々と流れる炭酸の抜けたレモンスカッシュの日々も

喉に響き酸っぱい事には間違いないのだ

探し物が見つかった時には僕は既に消えていた事を

グダグダと過ごす2年後に知るのだろう

2007/06/12 Tue. 00:00 | trackback: 0 | comment: 0edit

女子トイレ 

赤茶けた私の脳味噌は餓鬼の下痢糞のように

蛆が湧き蝿が集り異臭を放っているのだが

それすらを愛でようとする自分のナルシシズム

自慰後のテイッシュと共にそれを捨てる生ゴミの日は

今日の朝だったわけだが呆けて忘れていたのだ

私はこのまま厠に閉じこもり自惚れコプロラグニアとして

脳によく似た下痢糞を捻り出しそれを愛するのだ

なので今日は貴方を愛さずに精神安定剤を食べる事にする

2007/06/11 Mon. 00:00 | trackback: 0 | comment: 0edit

デスクワーク 

机の上には何があるだろうか

赤く丸い林檎の様な肉塊が

初夏の風に吹かれ腐っている

それは私の為れの果てとも言え

私の穴の塞がらない耳の様に

幾つもの声を鼻歌で誤魔化す様は

特に私特有の悪足掻きだ

机には烏賊のように十本の足がある

私の両足は亡き某の棒なのだ

鉄が錆びる様に足も錆びていく

2007/06/09 Sat. 00:00 | trackback: 0 | comment: 0edit

密林の思想 

指が木の枝のように伸びていき

両手はジャングルへと化した午後

四肢の木に癪の虫が大発生し

頭の中は自分だけの事で西の空が暗くなった

癇癪玉を耳の中で破裂させた様に

君の体を壊すのも悪くないかと思っている

脳髄の苛立ちは荊の冠を頭に巻きつけられ

失禁をしてしまう手前のパンクチュアルな拷問だ

私はロマンチストなのだからリアリストの君に

指一本触れることも出来ずに故郷に果てるのが関の山だ

2007/06/07 Thu. 00:00 | trackback: 0 | comment: 0edit

拷問の友 

退屈と言う名の水滴がメトロノームの的確なリズムで頭蓋を穿つ

昨日は何をしたのだろうか、一昨日は何をしたのだろうか

今日した事すらもわからずに脳内証言台に立たなければいけない

「非生産的な生産的な事をした」と言い訳を考えてはいるが

所詮それは自慰をしていたという事の暗喩でしかなく

比喩を紐解けば単純で愚弄な行いをしただけである

冷蔵庫にあったコーヒーゼリーは賞味期限を3日過ぎていた

私の空白の3日間はコーヒーゼリーの弔いだったのかと

開き直って考えてみば精神異常者にはぴったりの亡友だ

「非生産的な生産的な事」をして私は眠る

2007/06/04 Mon. 00:00 | trackback: 0 | comment: 0edit

弱視 

目が覚めると同時に視線を探す

どこからとなく飛んでくる視線が

自分自身の物であったと解った時に

私はどこにいるのですか?と空中に尋ねる

自分の尻尾はどこにあっても追いかけられるのに

自分の視線を追いかけられない私は

体を膨らませたり縮ませたりしながら

電線の上を走っていく流行り病を見つめている

その視線は空中で翻り私を見つめ

何事も無かったかのように東へと消えていくのだった

2007/06/02 Sat. 00:00 | trackback: 0 | comment: 0edit

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