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肉塊奇譚

どぶ川のきらめきが僕にとって唯一綺麗な想い出でした。

街は監獄 

空色のジュースが流れるこの町で

誰かをずっと待ってるからずっと独りぼっちだった

街路樹の葉を毟り千切りバラバラにして遊んだ時に

誰かも今頃バラバラになって死んでいる

街はいつも以上に桃色日和な風を靡かせている

あぁ、そうか、そういう事だったのか

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2007/08/30 Thu. 00:00 | trackback: 0 | comment: 0edit

青い存在感 

空と海の区別がつかなくなった

飛行機が上の方へ落ちていった

何もないのに私だけがある

死ねばいいのにと思った時に

私は生きていて

生きててほしいと思った時に

私は死ぬのだろう

だけど私はあの時すでに

死んでいたんじゃないか

そんなことを思っていたら

飛行機は翻り私だけを空に置いていった

2007/08/29 Wed. 00:00 | trackback: 0 | comment: 0edit

引篭もり 

ドアから一歩足を踏み出せばそこは空です

何もない、ただ広がるだけの空です

私はそこに落ちなければならないのですが

明日もここに来なくてはならないので

億劫がって一人で体育座りをしながら

何もない、ただ広がるだけの空を眺めてます

夜になれば闇しかないと思うので

夜になったら飛び降りようと思います

2007/08/26 Sun. 00:00 | trackback: 0 | comment: 0edit

重力 

微温湯とは程遠い水の冷たさを

君がおめおめと差す日傘に感じて

真っ赤に染まりあがった呼吸は

真逆さまに落ちていく

宙返りもできないまま

メリー・ポピンズの様に

君は僕を僕は君を盲目に探している

羽を失ったオオスカシバは宙返りを

食卓の上にはいつもと同じ麻婆豆腐を

2007/08/25 Sat. 00:00 | trackback: 0 | comment: 0edit

奇形神 

眠りに就こうと部屋の電気を消した瞬間に

顔の二つあるシャム双生児のイエス・キリストが

私の脳裏をよぎったので誕生日のケーキに

火を点けることにします

吹き消すのは私でもキリストでもなく

年端の行かない森光子です

2007/08/24 Fri. 00:00 | trackback: 0 | comment: 0edit

人として軸がぶれている 

耳鳴りのしない部屋に住む幸せを私は知っている

今日も耳鳴りがやまずヘビーメタルのツーバスの音に

耐え切れずに首を括る紐を選っている

ここはこの趣味の悪いネクタイがいいか

太りすぎて巻けなくなったベルトがいいか

それともオーソドックスに荒縄か

思考回路はショート寸前なので今すぐ貴女に会いたい

2007/08/23 Thu. 00:00 | trackback: 0 | comment: 0edit

チクサクコール 

不特定多数の嘘に心を惑わされ

貴方を疑ってしまう事が多々あります

それは私自身が自分は泡沫候補の存在だと

マイナス要素に薄々と思っている事なのです

これからはプラス思考に私は公明党の人間だと

自分を偽りながら胸をはり毒されながら洗脳され

マイナス方向に落ちながらも勘違いだけは

甚だしく生きなければいけないと思います

2007/08/22 Wed. 00:00 | trackback: 0 | comment: 0edit

 

「生きたいのかい?」と聞かれてバカ正直に

「はい、生きたいです」と答えるのは偽善者だ

「死にたいのかい?」と聞かれてバカ正直に

「はい、死にたいです」と答えるのは臆病者だ

思っているならば前者も後者も行動に移すべきだ

2007/08/21 Tue. 00:00 | trackback: 0 | comment: 0edit

オットセイは中央線に乗って 

街角から池田大作の賛美歌が流れてくるような時代に

私は貴女に会いたくなったのです

死んだ蝦蟇蛙の様な瞳をしている美しい貴女に

今すぐに会い私の冷めた熱視線を浴びせ溶かしたいのです

ともあれそちらに向かおうと中央線に飛び乗ったのですが

中央線はどうやら空と地面の間しか走れないらしく

どこにも属さない中立空間には行けないようです

仕方なくヒエラルキーの上と下を行ったり来たりしています

位置エネルギーだけは一丁前なのでこれを動力源に

貴女の住む中立空間に飛び込みたいと思います

もし死んでしまっても国のための玉砕であり

決して犬死などではないと将校殿も行ってくれたので

安心して逝ってきます

2007/08/19 Sun. 00:00 | trackback: 0 | comment: 0edit

賢者は6人 

人の命を軽視する事は善行だ

私の命の重さは消しゴムと同等

貴女の命ですら猫ほどの重さがあるというのに

私が自殺を試みる時に見せる笑顔は

決して誰のためでもない、関智一のためだ

2007/08/18 Sat. 00:00 | trackback: 0 | comment: 0edit

イルカの雄叫び 

反芻を繰り返した視線がくるりと

イルカのジャンプを見せた

これぞ現実逃避と呼ぶのに相応しい

国語辞典を開けばそこに

言葉が載っていることはわかっている

だが私の愛している言葉は載っていないと勘繰り

私は辞典を開かずに鮫の餌になるのだろう

2007/08/17 Fri. 00:00 | trackback: 0 | comment: 0edit

バーチャルリアリズム 

砂上の砂のように静寂に鎮座を繰り返す私は

傍から見れば俗悪な人間でしょう

私は貴方たちに本当の自分をどう伝えれば

愛でてもらえるかと必死なのです

いつかトラックで旅をした日に私は貴方の様に

なりたくない旨を伝えましたが

私は貴方より貴方な貴方にになってしまいそうです

2007/08/13 Mon. 00:00 | trackback: 0 | comment: 0edit

冷房の効かない部屋 

溢れ出んばかりの阿保でした

はち切れんばかりの阿保でした

私は風速3mの追い風に吹かれ進んでいるのですが

追い風の正体は臆病風で私は恐れ戦いているだけで

進んでなどおらず、むしろ人間的には後退しており

貯金箱の中の十円に針の筵を与えるが如く

阿保の態で嘗め回す様に見つめているのです

暑さで気が触れたのかと一瞬思いましたが

私は元から阿保だったのです

2007/08/11 Sat. 00:00 | trackback: 0 | comment: 0edit

不安の種 

嵐の夜にどこかよく似た残尿感が私の下腹部を摩ります

摩られた下腹部は気持ちが良いのか勃起を繰り返し

ついには下卑た女より卑しい残尿感により果てるのです

煩わしさしか覚えない自慰という物はする意味があるのかと

自分自身の行動に疑問符を剛速球で投げつけています

夜になれば私の周りには無数の真ん円の眼があり

この真ん円の眼は子供の時に思い浮かんだ目の中の怪物です

私は狂人薬を飲むようになり狂人とはかけ離れ見えなくなって

もう五年は経つのですがやはりセブンイレブンの入れ知恵で

見えるようになってしまった異形の者を私は抱きしめなければ

誰が異形の者を愛するというのでしょうか

少なくとも私は愛しません

貴方に盗まれた12月の記憶が帰ってくるというのなともかく

これ以上、貴方に搾取されていては私は畸形になります

背中合わせになった貴方と私が交わる事はできないのです

2007/08/10 Fri. 00:00 | trackback: 0 | comment: 0edit

夏の知的障害者 

阿呆の家鴨の態で口をパクパクとさせ呆けている

夏の暑さは冷房など暖簾に腕押しとさせてくれる

猫は伸びきったラァメンの様に体を伸ばし寝ている

私には資格があるのだろうか

その猫を愛おしいと思える資格があるのだろうか

深夜の目覚めにはミルクティーを

早朝の目覚めにはミルクティーを

いつの目覚めにもミルクティーを

私は今日が何の日だったかも思い出せないが

60万人が死んだ日だと勘違いだけは一丁前にできるのだ

2007/08/08 Wed. 00:00 | trackback: 0 | comment: 0edit

ラッパの朝 

クラクションが響き渡る朝に辟易としています

朝の訪れというものは静かに厳格でなければならないのです

駄々を捏ねる子供の声や赤ん坊の泣き声など

蒙古斑の共鳴する朝など死んでしまえばいい

朝が死んでも夜が続くだけであって私には何の問題もない

むしろその方が惰眠を貪る口実になり好都合なのです

しかし朝顔の咲かない夏の朝は風情に欠けるものがあり

それに耐え切れるかといえば人生は懸念なしなのです

ところで誰か私の靴下を返してくれませんか?

2007/08/07 Tue. 00:00 | trackback: 0 | comment: 0edit

夏と花火と私の死体 

あれは夏で五歳を醸し出していた頃の事だ

ジスキネジアからくる高熱で病床に伏していた

熱を出せば誰もが幻覚を見ると思うのだが

私の場合は神風特攻隊の幻覚を見ていた

爆弾行進曲がバックグラウンドで流れ

銃弾の飛び交う中を特攻機桜花で颯爽と滑空し

我こそ真の国賊であると叫びながら

冷蔵庫に向かい飛んでいった

高熱にはやはり冷たい物が一番だというのを

幼心なりに知っていたのだろう

チューペットを食べながら惰眠を貪れば

腹を下すという所までは頭が回らず

私は冷蔵庫に安置された冷たい死体になった

2007/08/06 Mon. 00:00 | trackback: 0 | comment: 0edit

隣人は笑う 

私は無垢であり無知でした

すべての口からは真実しか出てこないものだと

例えそれが嘘であったとしても解釈の問題であると

幼心からパラドックスを気取っていたのです

しかし口からは反吐の様に嘘は限りなく出るのです

それでも町は廻っているのが何よりの証拠です

私の脳みそは軟便になってしまったのか

日和見主義者になってしまっているのですが

私は私でなくなり死んでしまうのがわかります

悲しくないと言えば嘘になるかもしれませんが

真実にはならないのです

2007/08/03 Fri. 00:00 | trackback: 0 | comment: 0edit

独白 

6時や3時45分に一刀両断される時間の儚さを

ひしひしと感じる事を余儀無くされています

私自身のモラトリアムが足りなくなっているのです

意図するべきはモラトリアムが終わると共に

人生が終わってしまうくらいが丁度いいのです

貴方の猶予時間と私の猶予時間には大きなブレがあり

片手落ちは必死でそれを埋める手立てはないのです

いつか二人で見た夢の島の風景はゴミ箱の中ですが

ぷくぷくと膨らんで今や本当はどんな姿だったのかも

一晩中夢うつつに考えてもわからず眠れぬ夜を過すのです

私は何になりたかったのかもう既にわからなくなっています

私の人生はコバンザメの如く卑しい人生でした

人の夢の食べカスを一緒になり追いかけていましたが

私にとってそれは寂しさを紛らわせる事でしかなく

「本当の自分は何になりたいか」等という

誰しもが一度は考える事など恐れ多くも考えたことがなく

常人より漠然としたヴィジョンの中で思っていた事は

狂人の暮らしが一番私の性にあっておりとにかく狂っていました

面白い事など何もなく儚む事なども何もなく

呆けつつ世界が終末に向かっていくのをただ黙って見つめていました

空中に侍らせた視線の先で何が起きようともただ黙っていました

何も失う物等は持ち合わせておらず不幸中の幸いだと思ったのですが

日々の暮らしの中で何かを得るには対価が必要であり

何も持ち合わせていない私は何も得ることができず

洟垂れ坊主だった頃から何も変わっていません

むしろ洟垂れ坊主の頃の方が何かを得て暮らしていたのではないかと

自己嫌悪らしい自己嫌悪を一丁前にしてみるものの

暖簾に腕押しの思想はいつもすぐ近くで果てるのです

今、私が拠り所にしている貴方に救ってもらわなければ私は廃人のまま

四半世紀にも満たない人生に自らピリオッドを打ってしまいそうで

怖くて怖くてたまらないのです

失うべきは何もないと開き直っていましたが命だけは最後の砦です

命を絶つのは怖くないのですが裏切りが怖く白昼夢に見るほどです

夢に唆され命を絶とうとした事は何度となくありました

それは恥ずべき事なのか誇るべき物なのかわかりませんが

貴方のくれた日々というものを自分自身のアイディンティティに

昇華させるべく私は生きなければなりません

私が死すべき時は踝を蚊に刺されたときです

2007/08/01 Wed. 00:00 | trackback: 0 | comment: 0edit