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肉塊奇譚

どぶ川のきらめきが僕にとって唯一綺麗な想い出でした。

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脳内オリンピック 

四万五千色のクレヨンを持ってしても

私の似顔絵はモノクロで描かれるのだろう

私の安っぽい笑顔はヤフーオークションに出しても

たった二十円程度の値しかつかないのは眼に見えている

無駄な足掻きは辞め明日からは常に複雑な表情でいる

私の思う理想は貴方の思う理想ではない事は百も承知だが

どこかで必ずリンクをしているのが漠然とした

捏ねる前の粘土の様な理想と言う物だと自分に言い聞かせ

下手な鉄砲は数を打っても空砲で当たらない悪夢が

今夜限りで終わる事を夢見ている

私の理想系はガードレールの様に容易に飛び越えられるのだ

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2007/11/29 Thu. 00:00 | trackback: 0 | comment: 0edit

ワードパットを眺めながら 

線路端の石を線路沿いに並べる作業を繰り返す日々だ

藁の中の針を探すような途方もない作業が繰り返されているのだ

「それでは違うのではないでしょうか?」

「それでは違うんですよ」

「それでは違うと思うんです」

何度も反復する言葉が翻り私目掛けて襲ってくるのだ

私には大衆の気持ちは理解できず自分の持っているものが

貴女方の様な下種な輩にも理解できる物だと思っていたのに

貴女方は私の斜め上を行く実に愉快な反応をしてくれる

欲しいのは私のしたり顔だ貴女の冷笑ではない

マーブル模様の飛び石連休は火災報知機の様に回るのだ

貴方方が諸悪の根源なのでせめて私より先に死んでください

私は貴方方が死んだ後に後ろから来た者の為に死にますから

2007/11/27 Tue. 00:00 | trackback: 0 | comment: 0edit

我輩は他人である 

「猫は炬燵が好きなんですね?」

貴方が問いかけて来ましたが私はいません

貴方は空中に浮かんでいる私の面影と対話してるのです

私なんてものは当の昔に私でないものになり

最早私と呼べる代物ではなく赤の他人です

私がアイディンティティを持っていた事は

きっと生まれてこの方ないでしょう

私が私であったその一瞬というのはきっと存在しないのです

貴方は存在しない私と対話しているのでしょう

参考までにうちの猫は炬燵が好きです

2007/11/25 Sun. 00:00 | trackback: 0 | comment: 0edit

タパスタパス 

月が半分だけ笑っている

東の空に大きな紫色の雲を見た

逆さまになった地平線の様に透き通っていた

私は夜のドアをノックしなければいけないのに

鳥目の私は夜のドアが赤いのか青いのか結局わからず

自棄を起こしてここで一人体育座りをしている

摩天楼は空高くにあり私には到底手が届かないのだが

いつか必ずやシークレットブーツを履いて

あの憎たらしい摩天楼より高くなるのだ

その為に私は今日もご飯を食べないといけない

このサイクルには飽き飽きとしてきたので

そろそろスパゲティを食べようかと思います

2007/11/22 Thu. 00:00 | trackback: 0 | comment: 0edit

冬の装い 

人の心を探ると自分が冷たくなっていく

この真冬に見た陽炎はラグタイムなのだろうか

先日、右の靴下に穴が開いたのだが

それすら嘘であったと思われていた事に憤慨している

嘘ではない、左の靴下だったのだ

無重力空間で上下左右の区別はつかないのに

貴方は小さなことに拘って本質を見ない

しかしこれすら憶測であり私が勘ぐっているだけだ

心寒い日にはジャンパーを着るといいのか?

人恋しい時にはジャンパーを着るといいのか?

私は常に裸で貴方方を迎え撃つ覚悟であります

2007/11/20 Tue. 00:00 | trackback: 0 | comment: 0edit

埼京線を止める日 

銀輪が素っ頓狂なリズムで歌いだした

これは勝利の凱旋歌であると確信したのだが

蓋を開けてみれば私は笑う者に笑われる者でしかなく

私の気持ちの悪い動きは気持ちが悪くないのだ

嘲笑、冷笑、失笑すべてが集まったのに私は

目先のボーダーラインを敬しく呆けて眺めていた

私は生きるが死ぬかもしれない

それは明日か今日かもわからないが

もしも私がいなくなっても青蛙の貯金箱を割らずに

私の骨壷にして納骨して欲しいのだ

その為に私は生きるのだ、けして怖いから等ではない

2007/11/18 Sun. 00:00 | trackback: 0 | comment: 0edit

ジプシーダンス 

意味もなく泣き叫びたくなった

それは血で真っ赤なズボンのニュースを見ながら

ネット回線を通じて楽しくお話していた時だ

本当に意味はない

この感情がどこから来るのかわからない

泣き叫ぶ理由をこじつけるとしたら

理由が見つからないから以外の何者でもないだろう

2007/11/16 Fri. 00:00 | trackback: 0 | comment: 0edit

夜の色 

夜は不思議だ

ただの空腹感が鉈を構えて襲ってきただけなのに

真夏の夜の夢にしみじみと叫びたくなるのだ

いつの日かに見たオリオン座は今でも

冬の皿に乗り大空満漢全席だというのに

あれから私の冷蔵庫には腐りかけた鮭の切り身があるだけで

私の腹の虫は苦虫を噛み潰しながら夏の蝉の様に鳴くのだ

その鳴声にシンパシーを感じてしまった貴方はきっと

私と同じ例年通りの一人寂しい冬が来る

たとえ貴方が平野綾だとしても貴方は貴方だ

世界中の誰よりも貴方は貴方色だ

2007/11/15 Thu. 00:00 | trackback: 0 | comment: 0edit

黒子 

夕日で翳った街を散歩していると

私が散歩してるのではなく

私の魂が散歩しているのだと確信した

あの娘の黒目が白くなったのが証拠だ

世界中の絵の具の黒は白になったのだ

私も捜査線上から外れたようで

安堵感に浸っているのだが

私はまだ留置所の中で私の魂は優雅にお散歩だ

これは奇妙奇天烈な事だが実際に

この世界上で黒いのは私の陰部だけだったのだ

2007/11/14 Wed. 00:00 | trackback: 0 | comment: 0edit

タウンワーク 

街の中に私の家があってそこに住んでいる事に恐怖感を覚えた

何ともわからない有象無象が形成しているのが街だ

私も有象無象なのだろうか

藁の中に落ちた針の様に街に紛れ貴方の命を狙っているのだろうか

それとも将来は喫茶店の髭のマスターになるのだろうか

今以上に街を見る喫茶店の髭のマスターになるのだろうか

恐怖と闘っていればマスターズリーグには出れるのだろうか

すべては杞憂だとわかっていても恐怖感は尿道から溢れ出るのだ

2007/11/13 Tue. 00:00 | trackback: 0 | comment: 0edit

ロンギヌスの槍 

道化師が不気味な含み笑いを浮かべている所を見ると

どうやら世界の終わりは近いらしい

困窮の淵に立たされているのは私だけではない道化師も然り

このどうしようでも出来ない四面楚歌の状況に

私はなぜかしたり顔で世界を眺め回しているのだが

今日の夕飯は焼きそばだったという事実からは眼を背け

ただいま絶食中だという事をペン立てにぶっ刺している

計算どおりに進むこの世界はきっと私なんだろう

2007/11/12 Mon. 00:00 | trackback: 0 | comment: 0edit

影法師 

布団の中で蹲っていると天井から巨大な黒い手が

私を包み込まんばかりに睨んでいた

手はニヤリと笑い部屋中の顔がニヤリと笑った

私は恐怖から電燈の紐に手を伸ばし電気代など気にせず

一心不乱に電気をつけたのだが黒い手は消えずに空中に

まるで天井の近衛兵の様に天井を覆い隠していた

思わず目を背け視線の先にあった鏡を見ると

鬼の様な形相の私が死んだ魚の目で泳いでいた

明日はきっと来ないのだろう

ずっと今日は今日なのだろう

そんな薄ら笑いの予感がした

2007/11/11 Sun. 00:00 | trackback: 0 | comment: 0edit

殺人犯の戯言 

死のうにも死ぬ理由がないので探してみた所

台所の戸棚の中に小さな世界があり

そこには私がいました

私の見ている世界は誰かが見た私の世界であって

私の見た私の世界は存在しないと思っていたのに

こんな身近にあるとは微塵も思わなかったのに

見つけてしまった以上、私は異常者なので

首を括ろうが手首を切ろうが構わないとも思ったのに

私ではない私が必死にそれを阻止しようとするので

私は私を金属バットで殴り殺してしまいました

明日、朝早くに七曲署に出頭したいと思います

2007/11/10 Sat. 00:00 | trackback: 0 | comment: 0edit

指切りをしましょう 

死んだカマドウマの鳴声の聞こえる台所を思い出し

幾度となく繰り返される眠れぬ夜を

熟睡しながら心ここに在らずに旅をしています

思えば人生は汲み取り便所の匂いでした

しかし言われてみれば磯の香りもしたかもしれません

私は性欲が旺盛なのでイカの匂いや栗の花の匂い

そしてハンバーグを焼いているような匂いもします

そんな幾重にも重なった香りの中を這いずり回り

パフューマーを気取っていたお上りさんでした

麦茶の中に入っている麦はどうしても芽が出ず

根っこが腐り、まるで私自身を見ているかのようです

窓の外には北斗七星が凛として輝いているはずですが

貴方の目が私と同じ色眼鏡をかけているとしたら

私と同じ色弱の世界が見え色キチガイになってしまいます

そうならない為にもまずは貴方の母親を殺してください

私も貴方の作った轍を必ず追います

たとえ世界が消えたテレヴィジョンの画面になってもです

2007/11/09 Fri. 00:00 | trackback: 0 | comment: 0edit

残り16日と3時間18分 

残尿感に苛まれる真夏日を思い出して魘される

この氷の世界に向かっている季節の中で

なぜそんな暑苦しい事を思い出すのか

季節の変わり目の私は変わり者のキチガイだ

きっと脳味噌に醤油を溢したのが原因だ

私の脳味噌はスクラップにしてもいいのでないか

高層ビルの屋上から飛び降りて脳味噌を

スクラップにしてしまえば楽しそうだ

人生とは楽しむべき物なのだ

2007/11/08 Thu. 00:00 | trackback: 0 | comment: 0edit

博士の愛した数式 

救われたい私はスプーンを片手に踊っている

食卓にガスマスクの上る日に何をすればいいのか判らず

散財しながら童心に帰る事にするが土産は何がいいか?

土産も持たずに外に飛び出した私はとにかく自由が恋しかった

しかし自由とは家の中に山ほどある事に伊勢崎線の中で気づき

踵を返す動作こそまさに真理なのだ

家に帰れば私の脳味噌で作った味噌汁が待っているのだろう

腹が満たされれば問題はないが脳味噌のない私に脳味噌を

補充した所で1-1+1という計算式しか成り立たないのだ

2007/11/06 Tue. 00:00 | trackback: 0 | comment: 0edit

へそで茶を沸かす 

私は生きる事が大好きだ

生きているからには生きる事が

好きでないと生きていけないからだ

だがもしここが死後の世界だとしたら

私は生きずに生きる事を謳歌しているという

茶番以外のなんでもないんだが茶番だろうが

午前中に飲む午後の紅茶は美味しいのだ

2007/11/03 Sat. 00:00 | trackback: 0 | comment: 0edit

バカな壁 

性的不能者と性的倒錯者が背中合わせで笑っている

右を向けば精神異常者と身体障害者が死んでいる

私はこれを夢だと思いたくてしょうがないのだ

夢は叶えてみれば悪夢に思えて夢だと思いたい事も

多々あると聞くが私の直面しているのは現実であり

この壁は超える事の出来ない壁だ

妄想が膨らむと怖くて町に出られない様に

現実から非現実に行く事は出来ないのだ

絵に描いた餅に使われている絵の具はきっと美味しいだろう

だが絵に描いた餅とは言葉でありそれを食べる事は出来ない

今の私は絵に描いた餅だ

2007/11/02 Fri. 00:00 | trackback: 0 | comment: 0edit

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