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明かりをつけろ

やくみつるに農薬を飲んで死んでもらいたい理由は

私の祖母の善意を欺瞞に満ちた自尊心によって

彼という名のスケープゴートに見事に咲かせたからだ

枯れない薔薇の無い様に枯れない水の無い様に

私の心ではエネループの如きサイクルが目覚めようとしてる

丁稚の態をしていると母は言うがそれこそ国粋主義の

糞詰りであると私は股間を奮い立たせながら熱弁を振るった

国民の八割は大阪人であるんだなと概ね理解した

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花子

カメラ目線の先には地獄の鬼がいると言うのに

貴方は天使のように微笑みながらピタっとフリーズした

その瞬間デジタルの神様は私に微笑んだ気がしたのだが

結果論から言えば私のブリーフは黄ばんでいたのだ

それ以来、人間は信じていないのだが神様は信じている

乳飲み児

どうやら紫色の巨人が私の新居を見つけたらしく

私のドアをガンガンと蹴飛ばしながら嘆いている

これはいけないどダイナマイトを爆発させてみたが

実際は見事に爆発したのは私の足りてない頭だけで

被害総額は100,000,000人の少女たちだけであった

電子レンジを眺めても私の本心を読み取るものは居らず

チーンとけたたましい音が鳴ると共に紫色の巨人が

私の脳内に流れ込み私も嘆いているのだ

終演後の楽しい時間のときに折れかけた心が

始発電車の中で折れ鍵を落としてしまったようで

今や私の家は誇り高きホームレスの溜まり場だ

あぁ、そろそろ私はいなくなっても誰も悲しまないなと

思ったのだが以前から私がいなくなっても誰も悲しまないと

紫色の巨人が無駄口を挟むので爪切りで頚動脈を切り殺した

そして監獄という布団の中で銀杏boysのCDを聞いている私は

いつまで経っても自分自身を見つける努力をしないのだろう

誰でもいいからシアン化カリウムを私に飲ませてください

CODE:3380

大都会の真ん中で憔悴した私を抱いているのは誰だ?

私を抱いたまま暗闇に浮かぶ水色の物体は臭いのだ

例えるならば使用済みナプキンと木工用ボンドを

混ぜ捏ねて三年間程寝かした様なフローラルな香りだ

それに何よりも巨大で私の陰茎ほどの大きさがある

これは下劣な東京タワーなのだなと思った時

既に私はリリー・フランキーをボウガンで撃っていたのだが

彼は優しく獣の様なリズミカルな視線で微笑みかけ

禁忌の咆哮を挙げたかと思えば竦んだ私の陰茎を

チュパカブラの様にしゃぶり始めたので大急ぎで

ブルーハーツのCDを掛けノスタルジーに射精したのだが

私の体液と彼は愛称が悪かった様で彼は溶けてしまった

著名人が行方不明になるといえばそれは大事で

私は次の日のワイドショーに引っ張り凧になり

案の定みのもんたに失言を頂いたのだがそれは想定の

範囲内であり私はお豆の様に縮こまり困り果てた

なんらメタフィジカルな予想はしていなかったのだ

最終手段であると木刀を振り回しながら自慰をしたのだが

彼のオーラルセックスを忘れる事は出来ずに

私は路傍の石の様に跳ね回っている強靭な兇刃の狂人だ

諦められるシュールなニュースが届いたのだが

答えは見つからずに富士サファリパークの中で

チンパンジーと猿酒を掻喰らっているのだが

花園の中はまだまだ広くゴールには辿りつけないので

最悪のサイクルをくるくると回る少女の様に

リストカットを繰り返しているのだが血は既に

枯渇して出ない所を見ればそろそろ終焉も近いだろう

頭のタムドラムを連打するのはやめてください

それか貴方の人生をやめてください

三角州

恋人同士にロマンスが流れる様に私の中に孤独が流れる

私ですら全身をエメラルドグリーンに染めているというのに

貴方はビビットピンクなのだからしょうがないと思うのだ

雪が降ればいいのにと思ったときには既に一面は銀世界だった

思えばこれが私たちの形であり粘土を捏ねる様に

ライトを四方八方に照らさないと未だに港が見えないのだ

冬の海は冷たいように冬の空気は冷たいのが常識だが

せめてギロチンの刃は暖めておく残忍な優しさを持ちたい

近い時間

貴方の死体で熱湯コマーシャルの遊びをしました

辛味と甘みのコントラストが見事に鼻先に抜けていきます

私のカメラで貴方の寝顔を写してもいいでしょうか?

私には時給3000円の価値があるのに誰も気づいてくれません

私もそろそろ行動に出ようと手紙を書いたのですが

黒山羊の悪魔はそれに気づかない素振で食べすらしません

僕の現実の精一杯は10円玉の大きさの禿げ頭なのです

コンガのリズム

手を合わせて祈ってみても何も叶わない

望んでもいない事は叶うこともあるが

そもそも私は何を望んでいるのか

自分でもわからずにくるりと宙を舞っている

アクロバット飛行を繰り返してきた私は

脳が蕩けてエコノミークラス症候群の態だ

「これはいけません、世界の恥部です」

とマザーテレサに言われるほどの私は

私は機会の箱の中に入ることにした

同性愛者が時折箱の中を覗くが

私は気にも留めず貞操を守れずに死んでいくのだろう

それもまた、有りか

悲しい色だね

暗闇の中で独りいないいないばぁをする悲しさを知っているか?

目を開け手を退けた時に誰かが居るかも知れないと言う

一抹の希望を完膚なきまでに木っ端微塵に砕かれる気持ちがわかるか?

私にはわからない

私が独りでだろうがいないいないばぁをした後には目の前で

ポマードで頭をびっしりと決めたよれよれのスーツのサラリーマンが泣いている

慌てて泣いている理由を尋ねるといないいないばぁを独りでしたからだと言う

まるでお前の人生のようだなと言い放ってやると憤慨したサラリーマンに

首を絞められ殺した私は今、暗闇の中にいる

いないいないばぁをしてみたが誰もいないのだった

3分間クッキング

眼球が不要になったので穿り出し捨てたのだが

近所のおばさんに今日は燃えないゴミの日ですよと

注意をされたので私は立腹し声を荒げて

「それは盲人に対する態度ではない、盲人は哀れんで扱え」

と怒鳴り散らしたのだがおばさんは平然と

「貴方の目は見えるはず、まだゴミ集積所で燃されてない」

などと腐った理論をゲロの様に吐き出したので

なら燃やしてやろうではないかと世界中のガソリンを

ゴミとゴミと同列に扱って良いおばさんにぶっ掛け

火を放ったのはいいのだが如何せん目の見えない私は逃げ場を失い

全身をこんがりと焼かれたステーキになったのだった

ゴールテープ

小さな好奇心から自殺してみた

死後の世界は中々気持ちが良く

ここは地獄か天国かと尋ねた所

貴方の自宅ですよと諭されたのだ

私は生きながらに死んでいるなと

自分を呪う結末になってしまったので

次は麻縄で首を括りたいと思います

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