カタルシス
今現在生きている事に辟易としている
これからも生きていく事にも辟易としている
今は別れの季節だと誰かが口ずさんだので
皆は目を閉じ耳を塞ぎ口を噤んでしまったのだ
私は亡者のようになりたくないと言うのに
貴方は何を思ったのか亡者になりたがっていた
私はこのまま狂うのか?それは私が決めるのだが
判断することすら拒絶してしまう平日の朝なのだ
どぶ川のきらめきが僕にとって唯一綺麗な想い出でした。
今現在生きている事に辟易としている
これからも生きていく事にも辟易としている
今は別れの季節だと誰かが口ずさんだので
皆は目を閉じ耳を塞ぎ口を噤んでしまったのだ
私は亡者のようになりたくないと言うのに
貴方は何を思ったのか亡者になりたがっていた
私はこのまま狂うのか?それは私が決めるのだが
判断することすら拒絶してしまう平日の朝なのだ
午前十一時十一分の鐘がなると同時に布団は去っていった
別れ際の言葉は今でも忘れない言葉だったのを覚えている
私の脳味噌は狂牛病で海綿体になってしまったので
血液を循環させ脳味噌を勃起させようと一念発起したのですが
現実にはこの世界はエロチシズムの欠片も無いと気づいた時には
一年という膨大な月日をコンチネンタルに過ごしていたのです
ベースギターの開放弦の音だけで出来ている私の歌は
どこまで行ってもメタファーを読み取られずにバカにされます
それはやはりゲームセンターでクイズゲームをやる私は
浅学なのに頭がいいと勘違いの海に溺れているからなのでしょう
横浜にはナルトはないと確信したので間違いありません
顔の無い猫がニャアと鳴いた
明日は一日かけて猫の顔を捏ねなければ
これほど以上に憂鬱な事は無い
家内制手工業の日々が私を待っているのだ
私が東洋の魔女だと貴方が言うのは
間違いではありませんが私の事を
娼婦と蔑むのを即刻やめてください
私の瞳に写っているのは貴方の一物と
貴方のその厭らしい目です
決して貴方の美しい心ではありません
モノクロの夜にカラフルな月が輝いているのだが
何人の馬鹿野郎があれは色盲の為の月だと気づいているのだろう
倒錯しているのが私だけだったら世界は私だけ平和なのに
人々がいがみ合って狂っているので土留色の世界なのだ
もし私が預言者ならば銀色の粉が空から降ってくると嘯き
虚言者と後ろ指を指されながらナイフで刺されるのだが
如何せん空から本当に銀色の粉が降ってきてしまったため
私の思惑通りに世界は動かないのだなと紫色のシャツを
シティーボーイの様に着こなしながら嘆いていたのだ
すると歪ませたギターの音が聞こえてきたので
これは永眠するいいチャンスだとばかりに布団に飛び込んだのだ
しかし医者は私を女にするというので股間を守りながら
まるで大天使の様に天国に満開の桜が花開くのだ
マドンナの頂を私は登れるのだろうかと不安になる夜
私達のアイディンティティとは元からなかったにしても
新たに生殖行為をする事はいくらでもできるのだ
しかし私はインポテンツであるが故に体外受精なのだ
精子バンクには未だに10人分も精液がないところを見ると
亜鉛を飲まなければ死んでしまう錯覚の襲われる
電車の中で外人は久喜に行きたがっていたタのだが
私は股間にテントを張っていたのを感づかれたのか
アンジェリーナ・ジョリーの呪いをかけられた
東京砂漠では人は生きていても死んでいても同じ扱いなのだと
この絶対零度の世界に辟易としたのも束の間
明日は一転して熱い一日になりそうな予感がする
家鴨が一匹鳴いていたのを誰もが見ない振りをしている
臭い物に蓋の現実逃避にはうんざりだ
私は野性に帰りたいのだが既に終電は出たようで
しょうがなく漫画喫茶でうしおととらを読み
湿った夜を明かす侘しさは鳥目にはどう映るのか
少なくともここはユートピアではないのだろう
ホルモン鉄道はどこまで続くのかと聞けば
朝まで続くとしか言いようのない言葉の投げあい
私自身が磨かれるのは今日この日が焼かれたからだ
新宿には魔物がすんでいると古事記にも載っているのに
浅学で厚顔無恥な私はそれは都市伝説だとたかをくくり
実際に魔物に立ち会ったときに自分自身の非力さを
感じ取り身の丈にあったTシャツを着ようと思ったのだ
これから始まる冬の足音と共に夏の足音も聞こえ
私はクマムシの如くの環境適応能力を身につけばければと
実際に本を読まなければいけないのは私なんだと
朝6時半の下り埼京線の中で泣き崩れたのでした
茶番劇としか言いようのない人生なんだなとも泣いたのでした
頭の中を百足や蜘蛛が這いずり廻る夢を見ていたのだが
携帯電話から目覚まし代わりに流れてきた警報のアラームは
今を時めくおニャン子クラブの阿鼻叫喚の歌声なのだ
忘れ去られた私の事を歌ってくれた阿鼻叫喚の歌声なのだ
目を覚ますべきか否かを迷っていたのに男性自身は
フライングをして草むらの上に仁王立ちなのだ
これは私が目を覚まさなければ男性が行進を始め
密林から去ってしまい私はニューハーフとして生きる羽目に
なってしまってからでは遅いと勢い良く布団から飛び出た所
脳味噌はシベリアに四肢は九州にメタボ腹はタンザニアへと
四方八方に私が飛び散ってしまったので唯一残った
雑巾の様に汚れたアイディンティティを大事にしなければ
明日にも私はカリフォルニア条例に抵触してしまうのだ
そうか私はゲイだったのか
気づかない振りをしていただけで
ドヤ街の匂いを心底楽しんでいた私は
臨在する塔を眺めながら終末は近いですと
知恵遅れの名言を吐いていた
このまま行けば私は京浜東北線に跳ねられ
脳味噌が飛び散るのだがそれが楽しみで
側転を繰り返そうと転ぶ私こそが
ドラッグクインのの中学二年生なのだろう