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深夜の壁掛け時計

思えば私は時間を知らない子供だったのだ

流れを感じれず流れを理解できずthinkもfeelも出来ないまま

気がつけば体だけが大人になり自慰も覚えたのだ

死んだばかりの子供が生まれ変わり

子供のまま生まれ変わろうとしている

私はこれから無数の命を生み無数の命を殺すのだと考えれば

幼稚な心はシリアルキラーになれると興奮するのだが

私は大人になりこの気持ちを忘れたくないのだ

空耳かもしれないが「もう終わりの時間です」と

遥か上空から声が降り注いできたので

私は何も考えずに自慰をして子供のままでいようと思う

それが最善策だと幼稚な心は思っているのだ

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デンドロビウム

伸びていくのが茎だけだとすれば

私の歌も私のお茶もすべては1時間前に壊れている

生る物も生らないのは私が既に枯れ果てたご老体だからか?

既にといえば私の右腕は既に無くなっているので

明日からは貴方を義手にして私はgifになります

8歳になった私はケーキを嘔吐したのだが

思えば甘ったるい空気が水と同じ様に流れるのは

分相応とは言い切れないので貴方は明日から穢多非人です

文句があるなら唐沢寿明を殺してから言ってください

存在意義

私の脳味噌の片隅で膝を抱えて蹲っているのは誰だ?

それは私だ

鈍色の目で空中に視線を放り投げながら思う

「私はなぜここにいるんだろう?」

意味不明の日

脳味噌が熔けて逝ってしまったので

意味不明な呪文を唱えて一日を過した

ラミパス!メルビン!シャラリンコ!と

少ない語彙を空っぽにした意味のない言葉を

空中にいくらでも投げる事は出来るのだが

如何せんキャッチャーミットもない状態で

松坂大輔の投げるゴリラの便はキャッチできず

代わりに北朝鮮から発せられる毒電波を受信したのだ

思えば私の隣には恐竜の化石が眠っているので

バラの蔦で男性自身をグルグル巻きにして

その中で宇宙中に響く声で6回も泣いたのだった

ロケットマグロ

キーボードをカチャカチャと叩いては見るものの

世間と私はテンポが遅れているようで

膣からは子供も生まれず背中一面のお花畑には

芥子の花が咲き誇っていたので焼畑をしました

脳味噌が蕩けながら水槽の中に泳ぐイカを見ながら

これがこのイカの精一杯の世界なんだと考えた所

世界は総てのものが無機質なのだと確信しました

このイカも私も芥子の花もビルも観覧車も

すべてプラスチックで出来ているのだと確信しました

燃えないゴミの日は明後日なので総てを捨てに行こうと思います

遠近感

私が座っている茣蓙の上には空き缶が置いてあり

その上で私は右や左の旦那様に媚びた歌を歌う傷痍軍人だ

スケッチブックに書いたセルゲイ・ブブカの似顔絵は

赤のクレヨン一色で豪快に塗られていて

口は三日月の如く歪み静かに笑っているのだ

私は見つめられすぎて首が捥げてしまったので

インドで焼身自殺をするために傷心旅行にいこうと思います

たんたかたん

私にはあのリズムが聞こえるのだが貴方には聞こえるか?

ペットボトルをボールペンで叩くような音

一定のまま動かない機械のような性格で無機質な音

そのリズムが狂った時に私は狂うのだと思っていたのだが

私が狂ってもリズムは狂わず私はますます狂うのだ

月が見えると貴方は言ったが貴方に見えている月は

色弱の見る蒼い無慈悲な月なんだろう?

私は精神障害者の健常者ですので色弱の為の月は

生憎輝いておらず私の頭上で輝くのは

もっとカラフルでハートフルな劣情を催す月なのだ

道化師は三回笑う

三の倍数の時でも二の倍数の時でも私は阿呆だ

オアシスなど何処にも無い事は薄ら解っているのに

阿呆面で探し回る私は道化師の様だ

ニヤニヤと笑いクスクスと笑いシクシクと笑う

そして風邪が流行るように甲高い声で歌うのだが

午前五時の溜め息は罰ゲームなのだ

私に帰るキャラバン等も無い

この埼玉砂漠で干乾びてスルメの様にくたばるのがお似合いだ

京浜東北線

言葉は素敵なものだと再感したのは蹴球の転がる街でした

その日はなんだか自分が自分じゃないような気がしていたので

言葉で一生懸命自分を偽ってそれでも精一杯に生きれたのです

僕は無知の無智の無恥で翻った鞭の空気を裂く音が心地よく

それ自身が自分を傷付けている事に気づきもしない呆け物でした

私の内心に燃える物とはなんなのかと考えれば怠惰を求めて怠惰になる

そんなどうしようもないダメ人間だったのです

あぁ、僕はバカだったのだなと必死に筋を通そうとしています

これが私の首を絞めつける紐なのかと思えば身を委ねてしまいそうです

さすれば私の脳味噌に蔓延っている蜃気楼の中にある物が見えるのでしょうか?

誰か教えてください、お願いします、バカにもわかる言葉で教えてください

ねぎし

ここが眠らない町だと気づいたのは私が不眠症だからでしょうか

貴方は私以上の素晴らしいビブリオマニアでした

だからと言って私が貴方に蕩けているのではありません

己惚れないでお母さんとセックスした日々を思い出して

激しい青緑色に輝く自慰を魅してください

この田舎で貴方にキャンセルされるのは構いませんが

メロンの匂いが同時に漂ってきたので世界の終わりです

明日は黄色いバカンスに踊りながらベースギターを奏でます

それは私に許された唯一の自己鍛錬なのです

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