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銀色のカラス

今が21時なのか22時なのかわからなくなった朝

ふと時計を見ると20時だったのだ

意気揚々と渚へ小躍りしながら君が代を口ずさみ

片手にはリュックサック、背中にはリュックサックを

そしてポケットにはクリスマスに買った財布を入れ

ぶら下げているのは黄緑色の厚顔無恥な睾丸だ

私は太陽を光らせる事が出来る

私は暗闇を呼び寄せる事が出来る

それだけで世界の総てを知ったつもりになり

ここにいる私は現在進行形で精神病患者なのだ

貴方が圧力鍋を片手に悪魔の笑みを浮かべたのは

私が秋葉原を茶化したからではないと思う

きっと私の人間性や深い所を見据えての善意なのだろう

私はアニメーションの動きをしたのだが

貴女がそんなに無知だとは知らなかったのだ

潰れた頭に目線を合わせる軽作業をしないと

3600円を払う事など夢のまた夢で終わるのだろう

早く私も二人になりたいとシャワー室で泣いたのだった

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汚す洗濯

私の持っているカードダスは1枚20円だ

貴方の持っている物に幾らの価値があるんだ?

私は日々元気に死んでいっているし

それに頭が割れ目から植物だって生えてきている

頭に来ているのは鋏が鍬になり、鋤になった事だ

やっぱり秋刀魚は目黒に限ると視野の狭い貴方は

人生ゲームで何百人も子供を作ってしまう

私はその子供を一人一人秋葉原の小児愛好者に売り

いつの日にか刑務所で臭いザーメンを出したいのだ

坊主めくり

平らな地面に弟が寝転び

平らな空を眺めていたかと思えば

私の想像の中の弟は死んでいた

私はヒゲのある暮らしをしようと

全身を奮い立たせたのだが

時は既に半刻程遅かったのだ

精神安定剤をばら撒かれた脳に

母親の優しい声が響き渡った時

私は一日を無駄に過ごすのだろう

飛び上がる前

貴方が清水の舞台から飛び降りるのを

軟便の香り漂う乞食と見ていました

私がそこにもし飛び降りたなら

頭一個飛び出れる自信がつきました

デミグラスハンバーグの中に詰まった

千円札の札束はいくら数えても

千で割り切れないという夢のような話を

平行線を交わらせながら夢見心地で語るのでした

しなしな

私の大陸には身分相応の陰茎があります

その陰茎がいきり立つのは楽しいですが

弟の陰茎はハンバーグなので食べました

貴方が言葉を発しずに止まったのも許します

なぜなら私は楽しいことだけをしたいのです

貴方との三分間は半年振りのチークタイムでした

しかし永遠なんて言葉が無い様に私は死にます

その時に貴方が悲しまない様に薄らと影を落とします

裏には加藤ローサが自慰をしている絵を描きました

ただ真っ暗な私はどこまで言っても真っ暗なのでしょう

三千円でどうですか?

そういえば私は空気中に舞っている粉塵だ

粉々に砕けた私の陰茎が貴女の鼻から吸われると思うと

砕けた陰茎ですら熱り立ってしまい恥ずかしいのだ

海苔の佃煮を舐める朝の始まりを右に

腐った麦茶を飲み干す夜の終わりを左に

真ん中には御誂え向きの笑顔を置いている

これこそ体裁を良くしようと言う伸びきった見栄だ

本当の私はどこにも何にも置いていない潔癖主義者で

自慰のオカズを食べ尽して食糧危機を起すほどの愚者なのだ

タムタム・タムタム

私は逃げたい事から逃げているだけの屑人間だ

星屑の様ならばまだ輝ける隙もあるだろうに

私の顔面に散らばっているのは自慰後の塵紙だ

私が原因で公害が起きる、そんな世の中になってしまう

私は斉藤さんを小馬鹿にしているが私は大馬鹿なのだ

腐っても腐っても腐りきれない鎖を全身に巻いている

その鎖は私が動こうとする度に足元に絡みつき歩き辛いのだ

エンジン音だけは一丁前に響かせる事が出来るのに

空回りしたエンジンは爆発する事もなく止まっていく

時給千円の労働を投げ出した私は一円の価値もない旅烏だ

私が死ぬのには首吊りがいいのか?

私が死ぬのにはオーバードズがいいのか?

それとも生ながらして死ぬのがいいのか?

醜男が死んでも世界が廻っている恐怖感を抱きかかえながら

私は始まったばかりのこの生活を蛞蝓の歩みで進んでいくのだろう

煌いたと思った一瞬は涙が光っただけで

この世界に響く音の粒を揃えるコンプレッサーは無い

ワイヤーロープを首に巻いてみる物の

私は息をしているだけで幸せだったのだと勘違いをし

また去るタイミングを大暴投してしまったのだ

コップに注がれた一滴のワインをペロペロと舐め

豆男と飲んだ酒は海の底へ沈んで逝ってしまった

私は面白い人間ではないが面白い振りをしなければならない

生禅を気取りながら知ったかぶりを繰り返す日々

日々勉強だとは言い放っているがペンもノートも持っていない

私の背後には精神病院の影が未だにちらついているのだ

狂人に成り下がるか本当の道化になるか

二極化された世界を恨みながら私はまた戯言を言う

鍋観音

今日という日が早く過ぎ去らないかと濃硫酸の目薬を点している

目など腐ってしまって総てが見えなくなれば幸せだろうと

考えていたあの日の私は薄紅色に輝いていたのだろうか?

血と腸液の混ざった大便を捻り出している個室トイレの中では

私は孤高の存在になれるのだと言い訳にもならない言い訳を

ヒトラーの演説を模してしてみるが実際は稚児の駄々でしかない

私はもう死ぬべきなのではないかと思い貴女に刺されるのを待っている

待っているだけなら自由かもしれないのだが私の粘着質な性格は

15分おきのメールが生と死のジュブナイルの様に物語っているのだ

早くオーバードズの出来る日が来ないかと待っているのは私だけだ

味噌知らず

日々の忙しさに巣さえ忘れる帰巣本能

私に帰る所等無いのだと開き直っているが

総ては私の頭が極端に曲がっているせいなのだ

プリマドンナがくるくると街灯の下を廻っている

ベースの音がバスドラムの音と同調する気持ち悪さを

感じているのは頭の曲がっている私だけではあるまい

フィルムを切り刻みチケットを切り刻みサンタクロースを切り刻む

強い日差しを感じたのは今日ここでだけだった

いつも雨降りなのは陰茎の無い男のお前の性だ

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