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肥溜天使

下衆な私こそキチガイであるべきだ

貴方が自転車に乗って被写体を探しに行くのに

私は渡り鳥になってしまいくるっぽーと

声に成らない声でアイスクリームを食べたのだ

下衆な糞野朗は引き潮を起こしながら旋回し

私より下衆な人間のおかげで転落事故は起さなかった

私は落ちる事も構わず大便を食べるべきなのか

それとも貴方方の高尚な脳味噌にわざわざ合わせなければ

この先、何年たっても空の向こうにラララと飛んでいけないのか?

私は地べたを這いずり回りたいと思いながら

空を飛ぶ蜻蛉を羨ましがる優柔不断なスプリーキラーなのだ

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電車、着物、着物

自分勝手な私が縛られているのは

きっと人生を楽しみたい体と

太陽になりに渋谷で猫を被った

スクリーンに映し出される醜態

金輪際、私のことを思い出さないでください

そう思いながら私は鬼畜米英に舌鼓を打ったのだ

日本兵に感謝をしチョコレートを贈ろうと思う

麻婆豆腐の空

自分が歩くより早く雲は流れて行くのに

私といえば鶏の屍骸を貪っている

本当の私はあの空の向こうにあると信じて

猛禽の爪で自慰ばかりしている味噌滓の人生に

街行く人々を妬んでは殺しても良いと

ご都合主義のミスリードを繰り返し

行き着く果ては精神病院の真っ白な壁だ

見つめているだけで命を奪えるなら貴方を殺したい

だがコンビニ店員は私の視線を受け流し

爽やかに微笑む曇天模様の巨人だったのだ

自分を悔やむ私に慰めの様な小雨が降り注ぎ

頬を伝う涙色ノンフィクションを見つめる私を尻目に

洗濯物は風を受けくるくると回って逝くのだった

容易い事

私の生きている価値が円高だ

埋蔵金は眠ったまま生まれてこないでいいのに

ならば私は宝になどはならずに別の物になろうと考えた

私は世界になりたい

それは無理だと2秒で結論付けた

なので世界を映す鏡になりたいと考えた

ひび割れた日々を映しながらいつの間にか喪失したい

しかし鏡も宝だと思った私は絶望の淵で入水自殺だ

溺れて死んだ子供の様に紫色になりたい

戦争を知らないか?

私は人生の勝ち組の振りをして朝から紅茶を飲みました

どうやれば私を縛り付けられるかを考えたのですが

結果論としては池袋駅は人だらけだったと言う事です

都会の人は5日も風呂に入っていない私には近づきません

きっと勝って来るぞと勇ましく神の幸せをボーっと

考えている私達の思想を全否定しながら空中に投げたのです

真夏の打ち上げ花火も真冬の打ち上げ花火も咲いては散ります

線香花火だけが薄らと咲いている花園で私の頭も弾け飛びます

あぁ、来世こそ頑張ろうと決意した矢先のリストカットです

目の前にスカート、ひらりが無いだけで首を吊る決心をし

実際には地下鉄の線路に飛び込めない優柔不断さに口付けをし

明日も目覚めれませんようにとお祈りをしながら眠るのでした

マイミクシィ

思えば私はもののけでした

歌う事しか出来ないもののけでした

記憶を鏤めた宝石箱を大事にしています

宝石箱の中には一握の遺灰を入れました

誰の遺灰だかわかりませんが私はその時死んでいました

猫が一匹にゃあと鳴いた時に見つめたのは誰の瞳でしょう

空中に浮かんだ誰の瞳とも言えない畏怖の瞳を見つめ

布団の中で脳味噌の中を旅している午前四時に

思い出すのは幼児退行の目覚めと缶コーヒーで

私の泡沫の様な人生もいつでも終えられるのです

ダーマの神殿

アクセルを踏んだのは私なのだが

いつのまにかデパスを飲んでいた

ブレーキはどこにもない

鍵もどこにもない

友もどこにもいない

自転車だけが腐った死体になっている

狸を見かける帰り道ですらニ時間だ

諦める事しか出来ない私は私を諦める

二円玉を握り締めたのは誰の拳だったのか?

ブルーの茶色

金のない有楽町線は何処へ繋がっているのか解らず

跨っていた私は行方知れずになってしまいました

茶色いTシャツは何処にもなくて

大便を代わりに全身に塗りたくっています

私を探していた太陽の神は今日は踊りません

「なぜですか?」と尋ねると少し俯きながら

「ハハハ、僕は人間ですから」と呟いたのでした

私は海鼠になりました

高円寺に会ったのは懐かしさにも似た一握の杞憂でした

私はここで再び始まるのだと熱り立っていたのは

若さと老いの間に浮かんだビニール袋でした

だから私こそ糞野朗であるのだと一握の自己嫌悪です

高円寺の町は私が中学生の時から何も変わらず

何者にも代わらず私を包み込んで咆哮を響かせます

帰り道をついてきた海鳥は羽ばたきながら海猫になります

あぁ、私は救世主にも優勝者にもなれないのだと

ドラムセットを叩きながら眠たくなって逝くのでした

アポロ

私の発想力は斜め上を走り出していく

そして右翼に張り付き爆発もせずに腐っていく

三寒四温のサプライズは私だけの楽しみで

奇跡の男は早々に夢の世界へ飛び降りる

私は洗いざらいの過去を振り返りつつも

右から左へ流れる時間を虚無に感じ

始発電車で外国人に囲まれ意識を飛ばしたのだ

今頃私の意識はガニメデにいる

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