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さるてぃんばんこ

寝起きにはレモンティーかお吸い物を飲む

レトルトのロジックをバラバラにして姥捨て山に捨てたのだ

毎日送られてくる文字は聖書よりも神々しい物で

その陰に隠れて私はオナニーを繰り返しているのだ

いつになれば子猫と一緒に死ねるのかだけを考え

私の脳髄はマサチューセッツの向こうにある

信号はいつも僕の心だけを渡さずに点滅しているが

もうすぐ信号は青になる

もう悩むことはない

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もう夏も終わる

私は埼玉にいて練馬に住んでおり豊島区に引っ越す

幾許の余裕は自分の隙間にある

隙間には何が挟まっているか自分でも見えない

狂っているのは君の方だとニヤニヤ笑いが止まらずに

深夜の病院で誰かが死ぬのを恐れて蹲ったのだ

忙しさを言い訳に全ての物に優しくなかったなと

自分を悔いては見る物の聖書を読んだことのない私は

神様などがいるかは知らないが朝が来てほしいと願った

だがあれから二十四時間以上経つのに朝はまだ来ない

代わりに何かの足音だけが薄ら笑いとともに聞こえた

空を越えて

睡眠不足にビニ本は少々刺激が強すぎるのかと

砂糖をまぶして食べた所、テカテカとしてしまった

蛇口からは何も出ずにただ薄ら笑いだけがぽっかりと浮かんだ

カレンダーに○をつけて微笑んでいたのも束の間で

燦燦と照付ける太陽を睨んでは盲目に笑い

茫茫と吹付ける台風に脅えては盲目に泣いた

テクノの狼はどこまでいってもアコースティックに踊れないのだ

それがいい

メディアの泉に湧き出ている覚醒剤の海で泳ぎたい

堕ちる所まで堕ちたいと底で思う私はきっと蛞蝓だ

ぬらぬらぬらぬらと体をくねらせる様はイライラの原因だ

何も考えない私は何も考えずに眠れると思っていたのだが

涙でぬれた枕が私にひそひそ声で囁いて来るのだ

私は静かに眠りたいと思っているだけの一兵卒なのに

それを叶えてくれるのは眠る私の横で三日月の唇で佇む君だけだ

私にだけ魅せてくれる瞳をどうすれば穿り出せるのか考えるも

元から貴女は盲でしたとキュビズムの笑い声を

消えた電球に聞かせようと必死になって死んでいくのだ

力が笑う

ここが言葉の要らない街ならば良かったのにと

言葉だけが必要とされる町の坂道を下る

何の為にジタバタしているのかも解らずに

手足だけが捥がれていく苦痛に微笑んでいる

貴方は正しいのですか?私は正しくないのですか?

ふわふわ時間はハッピーエンドには直結しないと

解っているのにも関わらず時計の針は止まらない

さよならサンクチュアリと神に祈ってみるものの

合わせた手の平は空中分解してお別れすら許されないのだ

マクガフィンの城

日々を無駄に過ごしているのが私だけだといいのだが

実際に日々を無駄に過ごしているのは私だけなのだ

自転車に乗りラララとどこまでも乗っていける私は

ラジカセを片手に偶然と遊ぶ赤ん坊なのだ

蓋の閉まった風呂に飛び込もうとしても

私の中にはムラムラの塊しかないのだなと

小学生を見つめて陰茎をムクムクとさせている

6000円の日々はそれほどの価値もなく流れていくのだ

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