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肉塊奇譚

どぶ川のきらめきが僕にとって唯一綺麗な想い出でした。

 

臥薪嘗胆に菊の花を一輪挿しにする

水の代りにペプシコーラを菊の門に注ぐ

貴方の失くした本が私の脳髄に響く

誰かが囁くと誰かが囁き私も呟くのだ

あの薄暗い部屋に戻るのは死んだ時

もしくは死にゆく時だと呟くのだ

囁きは時空を超えてやってきて

あの日と同じ難解な囁きを何回もするのだ

私は狂人か?芸人か?

言葉だけの世界に出戻りしてしまうのは

100錠のデパスでも保てない精神になるという事

憂鬱時代は何度でも訪れる

いつも何度でも聖教新聞のように狂わせるのだ

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2009/11/30 Mon. 00:00 | trackback: 0 | comment: 0edit

野外露出の空 

大きくなった陰茎を月明かりに照らし歩く夜

公衆トイレにははみ出した便が寂しそうにしている

私は横に寄り添うように座り一緒に月を眺めたのだ

羞恥は時間差でやってきて私の枕を濡らす

何もかもが黒猫のタンゴのリズムで流れてくる夜

私自身が味噌汁男なのだと気付くまでには三日程かかったが

アコースティックな快楽にはスミノフアイスがつき物だ

稲妻が脳天に直撃した後の痺れが脳味噌に残響の様に響き

鬼薊の咲く空を見つめながら一人寂しく自慰をするのは

もうやめにすると不毛な会話を月としているのだ

私は誰とセックスをすればいいのだ?

シャンソンか?ジャズか?ロックンロールか?レゲエか?

頭の中でリズムは死ぬ事は一生無い、人生の伴侶なのだ

2009/11/27 Fri. 00:00 | trackback: 0 | comment: 0edit

どれみふぁそらしど 

頭巾を被った亀が股間で一匹縮こまっています

これは困ったと魔女裁判の陪審員に名乗りを上げた所

「貴方はセクシーな仙女ですね、セックスをしましょう」と

歯の臭い男に言われたので錐を握り締め眼球に突き刺したのです

私の眼からは涙が零れ落ち、貴方の眼からは体液が飛び出ます

海老で鯛を釣るとはこの事かと妙に納得したのですが

満足の良く反復横跳びは生まれてこの方出来た例がなく

三歳の時のお医者さんごっこは私の人生のピークだったのだなと

生臭坊主の様にシャブラニグドゥに祈るだけの毎日なのです

ああ、足から枝豆の香りが漂う初冬にはなんと不釣合いなんだと

割れ目から頭を出した象の耳、パンの耳、百の耳に

聞かせようとしたのは他でもない、僕の全身全霊のシャンソンなのでした

2009/11/21 Sat. 00:00 | trackback: 0 | comment: 0edit

出歯亀の月 

欲望の海で溺れかけている私は

もしかすると動物なのではないか?

重低音のギターリフが脳味噌を侵食している夜

寝汗を掻いてしまうほど蒸し暑い冬の夜

どうしても殺さなければいけない人のいる夜

私は汚れてしまったと梟に教えられる夜

夜は何度でも繰り返しスキップでやってきて

私のエマニエル坊やをフェラチオして帰るのだ

このサイクルは何時でも止められるのだが

快楽の波は陸サーファーの私には

バタアシ金魚宛らに溺れるものでしかないのだ

2009/11/15 Sun. 00:00 | trackback: 0 | comment: 0edit

ニコチングリップ 

私の後ろに立っているのはカメラを構えた篠山紀信だ

私の心を丸裸にしようと三歳児の眼差しで見つめている

思えば醤油を垂らしたアイスクリームは私の母親だ

甘塩っぱいだけで喉の渇く潤いなどない私の母親だ

私は熱くそそり立ったニューナンブをコーンに突き刺した

母の顔を思い浮かべながらバニラ味の射精をしたのだ

私の様な脳軟化世代が呟くのもなんだがキチガイでしかない

ならば薬だとスミノフアイスを掻喰らう午前三時に

いつの日かに過ぎ去った吉田拓郎の歌を口ずさむ

だが心の底ではフォークソングの歌う青春を小馬鹿にし

原子力の自家発電を重ねる私はただの大馬鹿でしかない

思えば総ての歌は口ずさむ事を許されている自由なのだ

2009/11/14 Sat. 00:00 | trackback: 0 | comment: 0edit

ゴトンゴトン 

人は皆、ひとつの点なのだ

血肉は総て幻で点でしかないのだ

そう言っていた狂人が昨日死んだ

嘆かわしくも喜ばしいことでもない

ただひとつの点が消えたということだ

昼食は天津飯にしようと心に決めた

2009/11/10 Tue. 00:00 | trackback: 0 | comment: 0edit

畜生道 

切なさが雨のように降りしきった中で一匹の昆虫が

私の口の中で蕩けて炒ったので御免なさいと呟いた

寒さだけがベースラインを奏で風がエイトビートを刻む

ほんの一瞬だけの夜の様な瞬きの中での発熱は

貴方の前で裸になりたいと気が狂いながら思ったのだ

私は誰の前でも何も着ずに素っ裸の全裸になりたいのだ

それが例え窓が開いていようともお構いなしにだ

どんな気持ちでクリスマスを迎えるのだろうと思っていたのに

私に歌舞伎役者が呟いてきたので自殺しようと決意し

靴下を脱ぐだけの時間を泥の様に惚けて眠ったのだ

薬はいつでも私の拠り所だがピアノのメロディだけが

薬ではないと薬剤師の大先生を毒殺したい気持ちで一杯なのだ

2009/11/04 Wed. 00:00 | trackback: 0 | comment: 0edit

傘の行方 

雨の音がしとしとぴっちゃんしとぴっちゃんと

脳髄を殴打するので睡眠時間は3分だけだ

日々を流れる電流が日々増していて

オートメイションされた世界に貴女は必要ないと

本質を見失った事を宜う私はのた打ち回ればいい

そして物音のしない体を震わせていれば

世界中の人が「君の弱視の眼は綺麗だね」と

心にもないお世辞をマシンガントークしてくれると

何処にもない街で思っている日々

あぁ、こんなにも声がするのに周りには誰もいない

今日は静かだなと思った時には周りには誰もいない

ただ水滴の落ちる音だけが頭蓋骨に響くのだ

2009/11/01 Sun. 00:00 | trackback: 0 | comment: 0edit