05 « 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.» 07

肉塊奇譚

どぶ川のきらめきが僕にとって唯一綺麗な想い出でした。

こっそりと笑う 

雨の一粒一粒に私が乱反射する朝

コンビニ帰りのビニール袋の中には赤子の首が二つ

ずり下がってくるジーンズは昨日までの私だ

こんなに物悲しい気持ちの生き物になるのは

生まれて初めての醜態だとスペイン風邪の願望が止まらない

欲求はどこまで行っても平行線のまま、私とは交わらずに

カレンダーにつけた丸の様に浮かんだままの存在で

きっと僕にとって脳味噌は育たないのだと

炭酸の抜けたコーラで膣を洗う女子高生を見ている

大きな眼鏡を掛ければ物はよく見えるが

端から見れば御のぼりさんにしか見えないのだ

お別れに貴方の好きな小銭を上げよう

1円玉?10円玉?5円玉?50円玉?100円玉?500円玉?

私の財布の中には使わずのコンドームしかないというのにだ

スポンサーサイト
2010/06/22 Tue. 00:00 | trackback: 0 | comment: 0edit

 

私の横で猿の動きをする人間がいた

私は人間の脳しか持っていない

人間は生きているうちは人間でしかない

私は人間以外の脳味噌を持って生まれてきたかった

煙草の煙が雨の音に掻き消され

午前5時の腹痛は水溜りと一緒に揺れている

私は人間でしかないが脳味噌はきっと焼きそばなのだ

きっとこれから先も猿でも人間でもない挟間を

からしマヨネーズを探して彷徨うのだろう

2010/06/18 Fri. 00:00 | trackback: 0 | comment: 0edit

何もない 

ここに何かがあるとすれば一握の無だ

私たちはそれを捏ね繰り回す粘土遊びをしているのだ

何も産まれず、何も作れず、時間だけの過ぎていく遊び

救い様がどこかあるとすれば無はとても綺麗な色をしているのだ

2010/06/12 Sat. 00:00 | trackback: 0 | comment: 0edit

はるのおもいで 

あさ、めがさめるとぼくはしんでいました

あさといってもきせつはかわっていて

ぼくがねたころにはさくらのはながきれいだったのに

もうぜんぶはっぱになってしまってました

ぼくはくさいにおいでめがさめました

「なんのにおいだろう?」

とおもったらぼくのにおいでなきそうになりました

でもなみだはでませんでした

しばらくするとおかあさんがきました

おかあさんはやせてしまってがいこつみたいでした

おかあさんはなきながら

「ごめんね、ごめんね」

といっていました

ぼくもかなしくなりました

でもなみだはでませんでした

おかあさんは

「すぐにおまえのところにいくからね」

といいました

ぼくは

「またせっかんされるのかな?いやだなあ」

とおもいました

おかあさんはずっとないていて

とりのなきごえとおかあさんのなきごえだけが

はやしのなかにひびいていました

ぼくはうるさくてねむれませんでした

2010/06/09 Wed. 00:00 | trackback: 0 | comment: 0edit

ビューチフルドリーマー 

セックスと嘘が相成る夜に魘される夢は

自分の眼球を捜して四方八方を血眼で見ている

子供達が父親の肛門を美味しく料理する

右腕は今頃チカチーロの胃袋の中

左腕は今頃ダーマーの胃袋の中

校長先生の鼻は捥げてからもう3日も経っている

後ろで老女が世界で自らの一番小さい脳味噌を

取り外しては眺め取り外しては放り投げる

ここが現実ならば私は今頃発狂している

救い様のあるのは今が夢なのと

暑い日には夕立が降ると言うだけのことなのだ

2010/06/07 Mon. 00:00 | trackback: 0 | comment: 0edit