でんきう
月明かりとも日差しともつかない光が窓の外へ走ってゆく
私はどこに目線を送ればいいのかと空中散歩だ
窓からはピエロとも殺人鬼ともつかない光が差してくる
私にある光とは何だろうと考えれば地下の光だ
決して地上に射す事の無い地下の光だ
毒された私を浄化する事は金剛力士に出来るのだろうか?
「るるるるる」と空々に歌う私を見つめながら私は思う
きっとこのキチガイの顔が現実なのだろうと
今日もまた、空にいつもの様な雲が笑っている
スポンサーサイト
どぶ川のきらめきが僕にとって唯一綺麗な想い出でした。
月明かりとも日差しともつかない光が窓の外へ走ってゆく
私はどこに目線を送ればいいのかと空中散歩だ
窓からはピエロとも殺人鬼ともつかない光が差してくる
私にある光とは何だろうと考えれば地下の光だ
決して地上に射す事の無い地下の光だ
毒された私を浄化する事は金剛力士に出来るのだろうか?
「るるるるる」と空々に歌う私を見つめながら私は思う
きっとこのキチガイの顔が現実なのだろうと
今日もまた、空にいつもの様な雲が笑っている
息も絶え絶えに眠れる夜を過ごしている
聞こえてくるのは換気扇の音、夜風の音、誰かの声
その度に表情を変える私は百面相なのだ
窓からは誰かが覗いているのだがきっとキリストだろう
神様の振りをしたホームレスの歌に脅えている私は乞食以下だ
脅えながらわずかな希望と幾度となく折り重なる体を想像するが
マリアと折り重なる事もなく奇人の乞食の生涯は幕を閉じるのだ
私は誰とも交われないし誰とも喋れない唯一の神なのだ
足りない顔はスニーカーを並べて誤魔化そう