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肉塊奇譚

どぶ川のきらめきが僕にとって唯一綺麗な想い出でした。

能天気図 

世界が終わるのが正解なのか

私が終わるのが正解なのか

貴女が終わるのが正解なのか

未来にはただ事象だけが作られ

正解など何処にも残らない

敷き詰められた残滓の中を歩く長靴は

木の実をいっぱい詰めれるだけ

私はただ閉切られたサナトリウムで

ニヤニヤと笑いながら

ブツブツと呟きながら

時折、目線を泳がせる

貴女を見つめれば無数の赤子の手が迫っている

私は逃げるように目線を逸らし空を見上げた

煙突から生まれたての犬が首を出し笑っていた

明日もきっと太陽が出ていなければ雲が出ているのだ

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2011/03/30 Wed. 00:00 | trackback: 0 | comment: 0edit

茄子と挽肉の味噌炒め 

密室での朝食は琴線の張られた家族ごっこでした

私から見れば貴女は私の良妻です

貴女から見れば私はツノグロモンシデムシです

この擬似化されて矛盾に溢れた現実から目を背け

ミスリードの先には幸せの刷り込み現状が始まってしまい

私のヒヨコは親鳥をお茶碗だと思ってしまっています

「茶碗さえあればご飯は食べていけるのだ

 私にはお箸を扱う腕さえないのだ

 だが、私にはまだ飛べない羽がある

 貴女を乗せて飛ぶ事だって苦ではないのだ」

そう思う視線の先には真っ黒なストッキングが輝き

あぁ、私にはごっこ以上の家族は無理なのだなと

白い飯に箸を突き立ててニヤニヤと微笑むのでした

2011/03/25 Fri. 00:00 | trackback: 0 | comment: 0edit

手術台に跨って 

狂ったようにキーボードをタイプする夜

必要なKeyはその中には無いのです

狂人の狂ったの頭脳は前頭葉を探し

あぁ、私こそロボトミーが必要なのだと

電気の走る瞬間に酔いしれています

世界は白んで夜明け前なのに

頭の中では貴女がポップコーンの雨を降らし

白いフワフワな雲と真っ赤で無邪気な貴女が

言葉の見えない闇の中を埋め尽くしてしまいます

暗中の脳内に電気ドリルのモーター音だけが

響き渡り、染み渡り、踊り続けて、脳味噌が腐り

だから私は心を消してフハッと笑うのでした

2011/03/23 Wed. 00:00 | trackback: 0 | comment: 0edit

崖で踊る 

何度となく死のうと思ったことはあった

心が揺れて何時も落ちそうな崖の際にいた

落ちかけても落ちかけても私は生きていた

悔しいくらいに元気で憎らしく健康体の

木偶の坊が崖の際から離れようとしなかった

皆は何故に私の手を取り引っ張るのか

皆は何故に私なんかに生きて欲しいと思うのか

生きていきたいと呟かせたのは誰なんだ?

蚊の鳴くような声で歌わせたのは誰なんだ?

私の見ている汚くて汚くて美しい世界

何度となく壊れてしまえと思った世界

ついに私の中に黴が生えてきた

私も誰かのペニシリンになりたいと

叶わぬ夢見る場所は崖から程遠くなっていた

2011/03/16 Wed. 00:00 | trackback: 0 | comment: 0edit

行き先は埼玉県 

数日前の夢を引きずる私は劣等人種だ

総てを辞めて山手線の中で果ててしまいたい

貴女と夢の中で時間を過ごすのも

貴女と現実の中で時間を過ごすのも

総ての時間が高田馬場駅に向かってしまうのだ

品川という用意されたハッピーエンドがあるのに

私はどんなバッドエンドが待っていようとも

終末に希望を抱いてるのは三寒四温で狂ったからか?

終わりは終わりにしかすぎないと

結果よりも仮定が大事なのだと

強がりはいくらでも脳味噌を駆け巡り溶かしていく

いくら脳味噌が溶けても阿呆にはなりきれずに

中途半端な脳味噌をぶら下げて夜を彷徨くのが私だ

境界線に立つ勇気はない

吊り橋を渡る勇気もない

カードを切る勇気もない

そんな私が貴女を汚す夢を見る勇気を持っていては

何時迄も何時迄もこの駅に居続けてしまう

誰か私に五百円分の切符、もしくは夢の続きをくれないか

線路も夢もどこかで終わってくれると信じている

乗っているのは山手線ではないと言い聞かせながら

2011/03/06 Sun. 00:00 | trackback: 0 | comment: 0edit

ヒミズ 

淋しい埼玉への電車は何人乗っていようとも

独りなのだと窓の外を見れば真っ赤な朝焼けだ

ビルに照り返す朝日の様に私を照らす物はあるのか?

電車の音はイヤフォンから流れる青春を履き違えた

インストゥルメンタルロックとセッションをしているのだ

私一人でも人生は楽しめるのだと勘違いもする

私はキチガイだから誰も好きになってはいけないはずだ

なのに私は貴女が大好きで堪らない、貴方方も好きで堪らない

輝きを見る事の出来ない蚯蚓の様に電車に引き伸ばされよう

私の下卑た心は小便をかけられて初めて輝くのだ

それが正解なのだとまだ来ない春に、まだ来ない朝に

まだ来ないのかと辛うじて見える眼を瞑り歩く道は

ただただ寒く私の問いかけにはNoと言いたいのだな、と

キチガイながらに察してしまったのだ

2011/03/04 Fri. 00:00 | trackback: 0 | comment: 0edit

狂人総玉砕 

緑色に光るトカゲの眼が私の真っ赤な左目を弄る

私もトカゲの眼差しになろうと必死なのだが

精々、下卑た狂人の目しか出来ずに

眠れぬ午前五時を狂人の思考で過ごしている

如何せん脳味噌から血液の流れる音が漏れ

あぁ、これは貴女の成分が足りてないのだと

ペンを取り貴女を描いて描いて描いたのが午前四時

午前四時のまどろみの時間は恐ろしく

一物を握り締め猿の遊びをしていても貴女が浮かぶのだ

私は貴女を汚してしまった事に恐々としているのに

貴女は私の脳味噌の中で静かに笑い続けるのだ

血液の流れる音、貴女の笑声、トカゲの鳴声が聞こえ

あぁ、これで朝が来るのかと安堵に浸るものの

眠れない私に朝はこないままきっと夜のままで

スーッとタバコの汚煙の様に掻き消されていくのだ

貴女の中でも貴方の中でも私の中でも

身支度を整えた私はいつでも戦地に向かう準備は出来ている

ただ、ありがとうをいう勇気が無いだけなのだ

2011/03/01 Tue. 00:00 | trackback: 0 | comment: 0edit