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肉塊奇譚

どぶ川のきらめきが僕にとって唯一綺麗な想い出でした。

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絡みつく鉄線 

吐瀉物が水流に飲まれ渦を巻いて流されていく

その中にはまた貴女はいないと安堵と危惧の渦を作る

吐き出せど吐き出せど心は吐き出せない

捨ててしまいたい想いを持ち続けるのは

貴女を脳味噌に縫い付けているからだ

私は下衆で女々しい黄金蜘蛛だ

糸に絡まりモラトリアムを気取っている

吐き出す事しか能のない害虫なのだ

私は鋏を持っていない

誰かが鋏をくれる事を願っている

絡まる貴女を救える事を願っている

心を斬り裂きたい

私を斬り裂きたい

心の琴線を奏でるピアノ線は止む事はない

心の中にヴァイオリンが響く日が来るのを信じれないまま

今日も一人ショパンのリズムで啜り泣くのだった

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2011/04/19 Tue. 00:00 | trackback: 0 | comment: 0edit

南海への地震 

私の心が揺れているのに貴女の影は揺れる事はない

薄っすらと脳裏に浮かんだ笑顔がくっきりと見えた時

脳味噌の中にセロトニンが溢れ出して津波を起こす

世界が終わるのが近いなと無表情で呟くのに

心の中では泣きじゃくりながら貴女を想っている

世界が終わっても私が終わっても貴女の笑顔よ、終わる事なかれ

と、オペラを気取っている私は今日も一枚の食パンを

一人侘しく甘ったるいレモンティーで流し込む

ただ、全身全霊の震えは収まる事もなく

今日もマグニチュード6の揺れに酔っている

遠い南の海で貴女は私の地震に気づいてくれるのだろうか?

2011/04/15 Fri. 00:00 | trackback: 0 | comment: 0edit

アンドロパ恋 

ぐちゃぐちゃと生々しい音がキッチンに響き渡ります

私のぐちゃぐちゃの精神は料理されるのを待っています

煮るなり、焼くなり、干すなり、白髪葱を添えるなり

どんな料理にされるのかと貴女に食される妄想は止まず

「あぁ、気持ち悪き私の気持ち悪き想いよ、消えろ」

とブツブツと呟いているのは木霊でしょうか?

私の熱視線を踊り子のように軽やかに避け続けながら

黙々と生肉を引き千切る貴女の背中を見つめ

優しい貴方の笑顔をいやらしく歪ませたくなるのでした

2011/04/09 Sat. 00:00 | trackback: 0 | comment: 0edit

梅の花が満開です 

春になったからでしょうか、私は莫迦に成り果てました

戻る場所が見つからずに居る場所も解らずにただただ眠ります

私は今まで9674人の人と話をしました

でも夢に見るのは1人だけでした

でもその1人もシャベルの音と土の崩れる音に掻き消されて

私には誰の声も聞こえなくなりました

だから私は電磁波も放射能も届かない所で眠り続けます

そういえば朝から一片のドーナツしか食べていません

食事の代わりにコールタールを飲んでいます

逃げ道は幾らでもあるのに逃げれずに足踏み

帰り道は一つしかないのに帰れずに眠り続け

このまま全身が黴に覆われてしまったら

私は9673人のいたあらゆる場所に胞子を撒き散らします

湿気の多い季節はもうすぐそこで準備運動をしています

だから私は怖くて怖くて莫迦になってしまったんだと思います

2011/04/04 Mon. 00:00 | trackback: 0 | comment: 0edit

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