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二胡の音色

2011.09.15 (Thu)

ピエロもかつお節も踊る夜

私は躍る貴女を見て心躍らせの鎮座だ

夢の中の貴女もどんどんと朧気になっていく

いつセピア色になるのだろう

いつ砂塵に成り果てるのだろう

いつ壊れた玩具になるのだろう

いつ私の心が壊れるのだろう

どれが一番早いかは知っている

まだ形を成した夢の続きを見るために

まだ壊れない私と貴女の続きを見るために

私は今日もレンドルミンで脳味噌を塞ぐのでした


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夢晴映画

2011.09.14 (Wed)

夢を見ました

何一つの音が無くなってしまった水平線を

一本の電車が海水を掻き分けながら走っているのです

周りには何一つない綺麗な綺麗な夏の日の昼下がり

まだ日も落ちきらない中途半端な時間に溜息が流れていました

私は気づくとその電車の中に一人座っていました

ガタンゴトンという響きに連られて吊革が揺れています

誰もいない電車の中、キキィと電車が止まります

ドアが開き貴女が乗ってきました

私は驚いた顔で見ていたのですが貴女は気づかず

少し離れた席に座り窓の外を見つめていました

電車が走り出します

昼下がりの日差しがとても気持ちのいい時間です

貴女は居眠りを始めました

安らかな顔を見つめながら僕はこの電車が

いつまでもいつまでも水平線を走っていればいいのにと

溜息をつきそっと目を瞑り幸せの居眠りに

貴女という至福の時間に抱かれながら就くのでした

いつか電車が貴女の所まで着くように祈りながら


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一人暮らし

2011.09.06 (Tue)

寂しさを抱えた畸形児が

真っ黒なシーツに包まれ泣いている

私のどこにも貴女がいなくて

貴女のどこにも私がいない

駅に迫る電車には飛び込み乗車の選択肢

ぶらさがり健康器には首くくりの選択肢

錆びたナイフには皮膚を切り刻む選択肢

錠剤には致死量未満致死量以上の選択肢

答えは一つではない

だが私には一つしかないのだ

私は何にもなれない事しか私は知らない


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