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肉塊奇譚

どぶ川のきらめきが僕にとって唯一綺麗な想い出でした。

山桜が咲いた 

思惑の迷路に迷い込んでから出口も見つからないまま

夜と闇が怖いのは何も見えずに自分を見てしまうからだ

醜悪、醜悪、醜悪、醜悪、醜悪、醜悪、醜悪、醜悪、醜悪

貢物でもしないと貴女の笑顔も見れずの醜悪だ

ただ、こんな醜くも不快な私に笑顔をくれた貴女の優しさ

そして貴女の握ったおにぎりが胃の中で小躍りをするのでした

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2012/04/27 Fri. 00:00 | trackback: 0 | comment: 0edit

天使の敷き詰められた空 

遥か南方からの残響は心を抉る

地獄がまた呼び声を発しはじめた午前二時

どこまで逃げても声は聞こえてくるのだなと

打ちひしがれて涙が臨戦態勢に入っていました

午前二時の来訪者は精神安定剤を持って現れた

いいえ、貴女が精神安定剤だったのです

午前二時の来訪者はすべての残響を払いのけ

天使は遠くへ行ってしまったのではない

天使はまだ近くにいたのだと教えてくれました

私は心からのありがとうを胸に

貴女の胸を厭らしく見つめて眠るのでした

2012/04/24 Tue. 00:00 | trackback: 0 | comment: 0edit

空色思い 

このまま山手線に乗り続ければ阿佐ヶ谷に着くのだろう

そう思いながらくるくるくるくると回る阿呆は

このまま回り続ければ貴女の所へ届くだろうと

衛星の様に、小蠅の様に貴女の周りをくるくる回るのだ

想いを忘れながら空高く飛びたいと

何もない空を気持ちよく飛びたいと

白痴になって世界を飛び回りたいと

電車から見える景色を眺めて幾ら悦に浸ろうとも

貴女に似た景色が限りなく続くだけなのだった

2012/04/22 Sun. 00:00 | trackback: 0 | comment: 0edit

人魚姫 

貴女が夢の中へ逝ってしまわれたので

私も夢の中へ逝ってしまおうと貴女の身体を触りました

すると世界が泡に包まれて貴女は溶けて消えてしまいました

そんな夢に魘された一日は失ったタイミングで構成されます

帰るタイミングも働くタイミングも死ぬタイミングも見失い

虚ろな目でバスから見える曇り空を見て稚児のように泣きそうです

泣くタイミングはいくらずらしても一人ぼっちと共に訪れ

ワンワンと大泣きする私は阿呆です

そして一人股間をまさぐり哂う私は狂人です

感情の海練が大きくなりすぎたので今日は出航停止

思考も停止、心臓も停止、呼吸も停止

ただ、貴女を思う感情だけがただただ大きく揺れるのでした

2012/04/15 Sun. 00:00 | trackback: 0 | comment: 0edit

中国人よ、さようなら 

忘れ去られた貴女の缶バッチを背中につけて

それを見ようとくるくる回っていると

貴女とワルツを踊っている錯覚に襲われました

何処からともなく流れてくる音楽は

悲観とも楽観ともそのどちらでも無い様な

五線譜を塗りつぶしていく僕の気持ちなのです

眩暈に酔ったとふらふらの酩酊は幸せな気分です

ずっとこのまま堂々巡りの気持ちが

渦を巻いて渦を巻いて渦を巻いて

それでも貴女は自由に泳いで行ってしまう

私はそれにも気づずバターになって

食卓にものぼれないまま溶けていくのでしょう

それでいいと、心のどこかで思っています

2012/04/13 Fri. 00:00 | trackback: 0 | comment: 0edit

お刺身にしてください 

日付変更線にやってきた貴女を滅茶苦茶にしたい

そんな欲望もきっと何処かに存在していたのかもしれません

綺麗事と世迷言に塗れた私は自分の気持ちに感嘆符を撃ち続けます

いくら撃とうと届きもしない砲弾がアルコールで錆びていく

貴女が魚を嫌う様に私は烏賊臭い死んだ魚なのです

愚言だけを吐きだす九官鳥の慣れの果てです

自分の軟骨の唐揚げを突きながら泥沼で溺れて逝く烏賊なのです

下卑た言葉を吐こうとも綺麗な言葉を吐こうとも黒く汚れている

そんな私の想いは空中で宙返りをしながら行方知れずになっていきます

でもそんな想いも桜の下の気持ちだけは午前5時の風に流さずに

こんな気持ちをありがとうと俺の空に溶かして微笑むのでした

2012/04/12 Thu. 00:00 | trackback: 0 | comment: 0edit

ひよこの夢 

私は今、ビルの三階に取り残されています

床にへばりつく私の前を時間だけが兵隊の足並みで過ぎ去り

いつしかビルすらも足取り軽くどこかへ逝ってしまって

私だけが三階の空中にへばりつく様に

儚いカラーヒヨコの死に顔で眠ってしまうのでしょう

ヒヨコですら飛べるとは乙なモノだと

私はここで楽しくやっているのだから

貴女はどこででも楽しくやっておくれ

私は独りでいい

空中に投げ出されればいい

人間死ぬ時は独りなのだ

独りになりたい

独りになりたい

そんな思いとは裏腹に脳味噌は無慈悲に貴女を映すのでした

2012/04/11 Wed. 00:00 | trackback: 0 | comment: 0edit

咲いた、裂いた 

頭の中でまたキチガイ蝉がジイジイジイジイと鳴いています

そうか、辿り着けない春が来たのかとニヤニヤ顔をマスクで隠し

視線の先は桜が満開で心中察した艶やかな遊女が私を冷たくあしらいます

ここから去るのは何時にしようかと問いかけてくる蝉は

電車の音にかき消されながらも一言だけの希望を言った

その希望にしがみついてどうにか蝉だらけになる夏

兎にも角にも夏までにはアイスクリームを誰かと食べていたい

それはここではないどこかなのだなと、思い込む阿呆が

今日も飛び込めない中央線に揺られながら

秒速5センチメートルで揺れながら堕ちていく

桜の花びらは遊郭の中でなら映えると、僕は思っています

2012/04/05 Thu. 00:00 | trackback: 0 | comment: 0edit