夜釣りの帰り道 2012.09.13(Thu) 00:00 夜蝉無く玲瓏の響く夜 ひたすらに続く一本道を 労働者の足で労働もせずに走るのだ 空では不気味な笑みを浮かべた月が そっとビルの隙間から私を見ていた ずっとこの日が続けばいいと 水面に走る橋に寝転がり 草木の戦ぎをぢっと見ていた 気づけば体は水面に浮かび いつの間にか島の下に沈む 私は大地震よ怒れと島を殴ろうとした だが体は無情にもずぶずぶと沈んで逝くのでした スポンサーサイト