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夜釣りの帰り道

夜蝉無く玲瓏の響く夜

ひたすらに続く一本道を

労働者の足で労働もせずに走るのだ

空では不気味な笑みを浮かべた月が

そっとビルの隙間から私を見ていた

ずっとこの日が続けばいいと

水面に走る橋に寝転がり

草木の戦ぎをぢっと見ていた

気づけば体は水面に浮かび

いつの間にか島の下に沈む

私は大地震よ怒れと島を殴ろうとした

だが体は無情にもずぶずぶと沈んで逝くのでした

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ティテテ

私は蝶になりたい

私は花にもなりたい

私は蜜にもなりたい

私は葉にもなりたい

私は早く私をみつけたいのだ

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