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肉塊奇譚

どぶ川のきらめきが僕にとって唯一綺麗な想い出でした。

君は誰なんだい? 

まだ生きているのが不思議なくらいに
四肢が四方八方に伸びっていく様を
君が笑いながら「章魚入道だね」と嘲るのですが
君は何時から其処にいたんだ?
君は一体いつから僕の頭に巣食っている?
そもそも僕は君なんて知らないし
君の事なんて覚えようとも思わない
だから君は僕の目の前、頭の中から消えるのだと
四方八方に伸びた唇で叫ぼうとするも
成りそこないの豚の咆哮の様な声が響くだけで
ああ、これが私の気持ちなのかと
見ず知らずの君がキャハハと小躍りしているのをみて
今日の晩御飯を決めました
今日は恥知らずの天丼です
大変、美味しゅうございました
思い残す事などありませんが、君の事だけが気狂いなのです
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2014/11/06 Thu. 23:10 | trackback: 0 | comment: 0edit