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茉莉花の話

電池が切れてイヤフォンからラブソングが聞こえなくなるのが嫌で
携帯電話に触る事もなく、僕は残り7%になっていました
僕は満たされたはずなのになんでこんなに虚しいのだろう
貴女は満たされたはずなのになんでそんなに空腹なのだろう
一人きりで北上していく電車は一人きりの部屋に帰っていくのです
貴女が隣に座り僕にだけ見えた世界の話を聞いていた時を思い出します
「神田のてもみんの下に長髪の男が倒れていたんだ、殺されたのかもしれない」
そんな世迷言を聞きながら爛爛と輝かしている貴女の瞳を思い出しながら
「貴女に満たされたい」「貴女に生きる理由」になって欲しいと
人生はタイの葉唐辛子くらい辛いという声が身に染みるのです
ただただ寒波の夜にやってきた感情の波はただただ揺れて
コールドムーンがただただ輝いていて貴女もただただ輝いているのでした

魂を打つ

パチンコ屋の明かり以外が消えた街
この街には死人しか住んでいないんです
生者は全員田園調布に住んでいます
死んだ街の住人は千川通りに賑やかな行列を作り
江古田のパチンコ屋に無言の行列を作ります
僕は虚ろな目をしてパチンコ屋の椅子に座り
パチンコ屋の明かりが消えるまで粘ります
「パ」がきえました
「チ」が消えました
「ン」が消えました
「コ」が消える頃、手玉が無くなりました
僕は三万円を失い死人でも生者でもない無になり
聖者となってみんなの確変を止めに行くのでした

姉より

靖芳もしくは賢一へ


ダークサイドに堕ちたルー大柴の産卵の時期が終わり、世界にはパラボナアンテナの大輪の花が咲いていますが毒電波には犯されていませんか?打ち上げ花火を打ち上げながら鯖を捌くのが上手な達也の事が心配で致し方なく包丁を振り回しております。いかがお過ごしでしょうか?私と言いますと三千世界の王になる為アンジェラ・アキの死骸でシチューを作ったところ、市民団体から苦情が来たのでうんちを毎日煮詰めては飲んでおります。うんちは健康にいい、いいい、いいい、いい、いいい、いいんです。健康になった証に私の全身の皮膚は剥がれ落ち、代わりにガラスの鱗が全身を覆っています。私はシンデレラになると決めファッションセンターしまむらに石を投げたりしています。その姿はさながらマイク・タイソンですのでスパイダーマンに間違われることも多くなりました。間違えて来た人は殺ししししししししししししししてます。殺すたびに道明とセックスありきおままごとをして遊んだ日々を思い出し(あの時中出しされてできた子供は産んでいいですか?)眼球を取り出してはビー玉のように遊ぶのです。さて、この度手紙を送ったのはご相談や昭和天皇暗殺計画の為です。私はまた敏光と一緒に暮らしたいと思っています、す、す、す、すすすすすす。これはパチンコCRコボちゃんにハマって全財産がなくなったからではなく本当に輝義の事を愛しているから元通りの生活に戻りたいと思ったのです。もう以前の様に公義もご飯にカッターの刃を混ぜたり、吉樹の靴の中にタスマニアデビルを飼ったり、麗矢の枕を花崗岩に変えたり、治郎の姪の性器にマイナスドライバーを刺すような性的虐待をしたりしません。するのはただカレンダーの仏滅の日を見つめながらのオナニーだけです、本当です、本当です、本当です、嘘です、本当です、本当です、信じてください、オナニーと殺人と快楽だけです。弄るのは乳首とおまんまん、おまんちょん、おまんじゅうなんです、これは真実であり全知全能の神様林家たい平も仰っておりましたから殺した、レイプして埋めたたい平の幽霊にレイプされながらするオナニーは最高です。話がそれたので戻しますが私は日々を流しそうめん機のような意味のないループにしたくないのです。隆司と同じ屋根の下、近親相姦を繰り返し望まれない奇形児をたくさん産んで幸せになりたいのです。もし優伸に私のおまんことやり直す気持ちがあればお手紙下さい。精神科では手紙を看護師さんに読まれてしまうので暗号で送ってください。この病院は高田純次や甲本ヒロトや安倍晋三も入院した事のあるいい精神病院です。小人症で現代病に侵された先生方は毎日のように盆踊りをしています、太鼓囃子が止まらない、止まらない、止まらない、止まらない、止まらない、止まらない、助けけけけけけけけけけけけけて!!!!!!お見舞いにベンツを3台かかっぱえびせん1本を持ってきてくれたらお姉ちゃん嬉しい。それでは失礼します。清孝、愛してるよ。どうせお前も敵なんだろう、知っているぞ?絶対に殺すからな。裏切るなら夏にしてください、甲子園球児は非国民です、カラスが鳴いています、かあいそう、かあいそう、3時間後までにお返事を下さい、4日後でもいいです。お姉ちゃんは博志の唯一の味方でオナペットです。うるさい、殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺した殺すコロ助殺すナリ殺す、あ!笑福亭鶴瓶が膨れてる。死にます、さようなら。私の遺骨はどぶ川に流すと苦情が来るのでスニッフしてトリップして世界をバラ色に変えてしいましょう、それでは正幸もオナニーや自慰やセンズリを頑張ってててててててててててててててててててててください。死にます、さようなら。孝之、愛しているよ。タスケテクダサイ。私は義弘と暮らしたいんです、本当です。真実であり真理、森羅万象が隆広なんです。産婦人科医院の扉を叩こう。ハンマーで。私は天皇陛下の血筋を引きすぎている。助けて、セックスしたい、助けて、和彦とセックスがしたい、抱いて、武弘。正則が私のすべてであり救いである、死ぬね。バイバイ。暮らしたりセックス暮らしたりセックス暮らしたりセックス暮らしたりセックス暮らしたりセックス暮らしたりセックス暮らしたりセックス暮らしたりセックス五月蠅い黙れ死ぬんだあたしは。さようなら、採用担当者様。バイバイ。楽天カードマン。栗はバナナです。じゃあね真也。



PS.名前、なんでしたっけ?私の名前は道重さゆみです。

緑の食事

ただ貴女の作った温かい食事が食べたくて
目の前にある僕の作った温かい食事が冷めていくのを
呆け者の眼でぬるく、ただぬるく見守っています
食事はやがて腐って緑色になります
そこから一本の芽が生えそれは大きな木になります
大きな木は大きな木々になり森になり大地になります
私が欲しいのは貴女の温かい食事、それが出るまでは呆けてられる
無限に待っていられる幸せと無限に来ない悲しさをアウフヘーベンして
だから僕はこんな間抜けっ面でこの街でいられるんだと思います
この物語は貴女と私の共作で狂作
そしてこの物語は盗作で倒錯なんです

普通夜

何が正しくて何が正しくないのかと考えるのは正しくありません
今日は夜の公園で鳩のつがいが営みをしています
同時刻あなた方も営みをしています
あなた方についた毛虱も営みをしています
それについたヴィールスも営みをしています
私だけが何もしないでただハサミを見つめながら
ハーゲンダッツに舌鼓を打っている夜です
滑稽なのです

電撃LOVE ATTACK

「相対的に考えると僕は広瀬すずなのかもしれない」
そう思った夜に猫の欠伸を見ました
猫の欠伸の中には終わりと始まりがあり
どこにでもあるんだ、悲しむ必要はないと
枕元に置いてあった成年コミックが股を広げて誘ってきます
欲情した僕が飛び掛かるとうっかり灰皿をぶちまけてしまいました
悲しくなって悲しくなって泣いている僕を鏡で見て
「絶対的に考えると僕は広末涼子だった」と
確信に近い何かを得た夜、ナイフを手に取った僕は武蔵野線に乗っていました
遠い目で南浦和を通過した憎悪は犯罪史に名前を残すのですが
相対的に見ると広瀬すずな広末涼子なのですべてが赦されるのでした

満たされて消えるのです

三日月の綺麗な綺麗な夜です
私の脳にワウペダルがつけられました
私の体にトレモロアームがつけられました
常人と狂人の狭間を揺られるバスの中で
何人殺せばノーベル平和賞を貰えるのかを考えていました
バスの中にガソリンをぶちまけてMack The Knifeを口ずさむ僕は
生活が嫌いだから人の生活など気にする必要など無いのです
私はみんな嫌いでみんな大好きだから一緒に燃えるゴミにしていい
そう思いながら最寄り駅で脳味噌を燃やしてしまいたくなり
煙草に火を点けてみたというのに私の脳はもはや気化してしまっていました
私の脳など必要なくて病巣はこの満月みたいな睾丸だった
そうして私は睾丸を燃やして夜の蝶になりました
「あら、久しぶり。水割りでいいかしら?」
そう尋ねると三日月も新月になり暗い暗い夜のお出ましです
きっと、ここからはじまって
きっと、ここで終わりです

シネマ・パラダイス

スティック・ウォールみたいな恋がしたい
メキシカン・ピッツァみたいな恋がしたい
ストロベリー・ヘヴンみたいな恋がしたい
イタリアの映画みたいな夢を見させてよ
もしもこの世界に全部、全部を止められる者がいるとしたら
アカデミー受賞作級の可愛さを持ったあたい達ね
もう誰もこの恋を止められる者はいないのだわ
もしも此処の花が全部、全部枯れてしまったとしても
象さんジョウロを二人で持ってにこやかに笑い
水を探して広い世界を歩いて歩いて恋を育みましょうね
今はたまにしかない晴れた休日なのだから
たまにしか生らない実も実るはずよ
だからあなたは強く生きてよね
それがずっとずっと二人の約束よ
お願い、ほんと、ずっと信じてるわ
薄緑のワンピース、古ぼけたデニムジャケット
どちらも私たちじゃない私たちなのだから

毒毒虫虫

僕は貴女の嫌いな芋虫です
貴女の心にへばりついています
気持ち悪いので剥がしてください
猛毒があるので剥がしてください
もしも貴女の心に住めるなら
僕は綺麗な蝶になり
貴女を未来へ導いていきます
よければトマトを一緒にどうですか?

毒に塗れた日常

僕の好きな君は君じゃない君なんだと言い聞かせているのに
君は君らしさを漂わせながら僕の日常を君色に染めてくる
すべてが君の思い通りだとしたらそれは恐ろしい事で
僕の好きだったはずの君は君ではない思想を持った君と言う事になるし
すべてを君が思い通りにできるのだとしてもそれは恐ろしい事で
僕の好きだったはずの君は君ではない力を持った君と言う事になるし
僕はすべてが怖くてすべてを信じたくなくてでも君は信じたくて
いや君が君であることを信じているからこそ、この薬を飲んでいる
僕の体は君と薬に侵されてもうピンク色の公害なんです
だからきっと君を殺しても私に罪はないと言い聞かせながら
薬を飲むことでひっそりと私は計画を練り固めています
これも君の思い通りですべて君の手のひらで踊らされていて
私の解毒剤は君なのに私の毒は君なんだな、銃声が響けばいいのに
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